INTERVIEW : SU-RING (PIGGS)

お披露目ライブで観たSU-RINGは、高音がしっかり出てて、CHIYO-Pが抜けた穴を埋め、PIGGSのアンサンブルをより強固にする可能性を持っていた。アイドルになりたくてなりたくて... その気持ちは誰にも負けない彼女。真面目でちょっとおバカで不器用だけど、でも素質の塊!!! 成長したらどんだけすごくなるんだって、お披露目ライブを見て、期待値MAXです!
インタビュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
撮影:堀内彩香
1週間くらい外に出られずに、泣いてばかりいました。
──出身はどちらですか?
SU-RING : 東京の国立のあたりで生まれました。
──幼少期の頃はどんな子どもでしたか?
SU-RING : 小学生の頃は友達100人を目標にしていて、みんなに声をかけていました。フェンスに登って怪我したり、怖いもの知らずな子だったと思います。中学校では吹奏楽部に入ったんですけど、周りが上達していくのに対して自分ができないことが嫌になってしまって。そのタイミングからちょっとずつおかしくなってきましたね。クラスにも馴染めなくて不登校気味になって。勉強も大してせずに別室で給食だけ食べて帰るみたいな日々を送っていました。
──高校に進んでからはどうでしたか?
SU-RING : 私は人間関係を築くのが下手だったんです。みんなが大体同じ高校に進む中、私は通信制の学校に行きました。通信制の学校は一応クラスもあるんですけど、同じ人と顔を合わせることがほとんどなくて、友達の作り方がわからなくなってしまったんです。昔の友達がインスタで楽しそうにしているのに、私は学校に行って、バイトに行って、寝ることしかしていなかった。そういう自分を他人と比べてしまって、自分の人生は明るくないなと思ってしまいましたね。
──オーディションを受けたのは、PIGGSが初めてですか?
SU-RING : もともとアイドルになるのが夢で、3、4年くらいWACKのオーディションを受け続けていました。PIGGSも存在は知っていたんですけど、当時はWACKしか見えていませんでした。それで昨年開催された豆柴の大群の新メンバーオーディション「豆柴の大群なりの合宿」では最後まで残ったんですけど、結局落ちてしまって…。一緒にやってきた候補生の子たちがステージで踊っているのをみて、「もうこんな思いはしたくない」と思ってしまったんです。でも「このままじゃダメだ」とも思っていて、ある日PIGGSのオーディションの募集を見て、「私にはこれしかない」と思い、応募しました。

──SU-RINGさんのアイドルの原体験は何だったんですか?
SU-RING : 1番最初に好きになったのは、AKB48とももクロです。ももクロさんは元気いっぱいで、歌も上手いので「すごいな」と小学生のときに思っていました。全力のパフォーマンスに衝撃を受けましたね。
──それからなぜWACKが好きになったんですか?
SU-RING : だんだんかっこいいアイドルがいいなと思うようになったんです。そこでBiSHに出会いました。そこからいろんなWACKのグループを知るようになって、「私もWACKのアイドルみたいに、生き生きと表現したい」と思うようになりました。
──実際WACKのオーディションは何回受けたんですか?
SU-RING : 10回くらいですね。でも書類で落ちたり、面接にいってもそこで落ちたりするのがほとんどで…。最終審査までいったのが豆柴の大群のオーディションでした。
──最後まで残ったのに落ちてしまったのが余計悔しかったんですね。
SU-RING : 名前が呼ばれなかったときに「何やっているんだろう…」と気持ちがすごく下がりましたね。その後1週間くらい外に出られずに、泣いてばかりいました。
