新たなガールクラッシュ・グループ、VIGU誕生! ──過去を乗り越え進み始めた、4人の“アーティスト”の姿

新たなガールズグループプロジェクト「MY HERO PROJECT」が始動。これは、「アイドル」「ヒロイン」では無い、 新時代のアーティストを発信するプロジェクト。今年7月には6人組ガールズグループRIRYDAYの活動がスタート、さらに9月には“NEXT HERO”として、新グループVIGUの存在が明らかに!!! サバイバルオーディション番組の出演者が参加していることから大きな注目を集めているこのVIGUに、インタビューを敢行。これまでの経緯やどんな想いを抱いてこのプロジェクトに参加したのかなどをじっくりと迫った。見えてきたのは、VIGUにかける彼女たちの想いと、このグループの可能性のデカさ! 大注目のグループの誕生だ!!!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健、石川幸穂
努力が報われてようやく立てたスタートライン
──まずVIGUとは、どんなグループなんでしょう?
HONO:VIGUは「violent ill gf(GIRL FRIEND)u(YOU)」のそれぞれの頭文字をとって名付けられたグループです。「ガールクラッシュ」というコンセプトに加えて、「violent」とあるように攻撃的で強そうな女性像や、メンバー自身がつらい経験を乗り越えてきたことを、楽曲を通して皆さんに伝えることを目指しています。
──ガールクラッシュ文化に影響されたとのことですが、好きなグループはいますか?
YUME:私はBLACKPINKさんが好きです。女性のグループってかわいいイメージを持ってたんですけど、BLACKPINKさんはすごくかっこよくて新鮮でした。強い女性を目指すきっかけにもなっています。
──YUMEさんはどのような経緯でVIGUに加入したんですか?
YUME:小1からダンスを習いはじめたんですけど、中学生くらいには仕事にしたいと思うようになりました。高2の頃、ある韓国のアイドル事務所の方からスカウトをいただいたんです。オーディションのために、高校も通信制に変えたりしたんですけど、結果的に最後で落ちてしまって。その後もオーディションを受けていたんですけど、あまりいい結果は出なくて、一度夢を諦めたんです。でもそんななか、一緒にオーディション番組に出ていたHONOに誘われて。今までの努力を無駄にしたくない思いもあったので、VIGUへの参加を決意しました。

──なるほど。HONOさんはなぜYUMEさんをグループに誘ったんですか?
HONO:〈Who is Princess?〉というオーディション番組に一緒に出ていたんですけど、みんなのレベルが高いなか、YUMEは頭ひとつ分抜けていました。物事を計画的に進められるし、他のメンバーへのケアもできる。責任感も強いのでグループにとって必要不可欠かなって。練習への意識の高さも尊敬しています。
──そんなYUMEさんの技術的な魅力はなんでしょう?
HONO:ビジュアルとダンスですね。ダンスは前の事務所のときから存在感があって、憧れていました。あとはラップもできるし、そもそもの成長スピードも早いんです。
──なるほど。では次に、AYAさんはどのグループに影響を受けましたか?
AYA:私はTWICEさんに影響を受けました。学生のときにつらいことがあって、そのときに友達からTWICEさんのことを教えてもらいました。歌やダンスもかっこよくて、とても勇気をもらって。
──どんなことがつらかったんですか?
AYA:3才の頃からバトントワリング、小学生の頃からは子役やモデルをしていたんですけど、その活動が理由で学校を早退したりすることが多かったから、先生からいじめられていたんですよ。提出物を出さない男の子と同じ内申点だったり、自分だけ行事に参加できないから別日に学校に呼び出されて、プール掃除をさせられたり。「お前みたいなやつは夢なんて叶えられないから」って言われたこともありました。そのときはもちろんつらかったんですけど、心の中ではメラメラ燃えていて。絶対見返すぞと思ってましたね。

──そうだったんですね。VIGUにはどういった経緯で加入したんですか?
AYA:大学に入ってからモデルをやっていたんですけど、このままだと絶対後悔するなと思うようになって、〈Girls Planet 999〉という韓国のオーディションを受けにいきました。結果落ちてしまったんですが、その後も〈PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS〉に参加したりしました。別の事務所からデビューする予定もあったんですけど、それも1週間前に白紙になってしまって……。でも夢を絶対諦めたくないと思って練習を続けていたら、タイミング良く今の事務所に声をかけていただいて参加することになりました。
HONO:AYAとは〈PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS〉のときに同じグループだったんですけど、その時からAYAは努力家という印象がありました。大学から歌とかダンスを始めたと思えないくらい上手だったし、グループをまとめるような彼女の雰囲気も魅力的で。当時から彼女のオーラを感じていましたし、それをみて事務所も声をかけたんだと思います。
AYA:このグループで活動するようになって、ようやく努力が報われたと思ったし、やっとスタートラインに立てた気持ちにもなりました。私はやると決めたら生半可でやりたくないし、命を懸けて頑張りたいです。