【ExWHYZ】Episode17 now「私たちが、あなたをたくさん楽しませるので」

先日、V.Aアルバム『Dress to Kill』をリリースし、さらなる飛躍を目指すExWHYZ。個別インタヴュー第5弾は、nowが登場。Seihoとのスプリット・ツアー〈SeihoWHYZ〉や、〈WACK TOUR2024「PiZZA WACKful WORLD TOUR」〉を経て、彼女は何を感じたのか。5月からスタートする〈ExWHYZ TOUR 2024 'Futura Free'〉に向けて、エンジン全開のいまの気持ちを話してもらいました。
新曲やRemixを含んだ、V.Aアルバム
INTERVIEW : now (ExWHYZ)

ExWHYZの中で、末っ子ポジションのnow。天真爛漫な性格とファッション好きな彼女だが、今回のインタビューは、人とのコミュニケーションが増え、考え方や行動に変化がみられた様子がよくわかるものとなった。現在活動休止中のmidorikoとのヴォーカルの相性や一緒にやりたい計画など、いまのnowの頭の中にあるものを語ってもらった。
取材&文 : 西澤裕郎
写真 : まくらあさみ
みんな同じ方向を向いてるなって
──V.Aアルバム『Dress to Kill』の爆音試聴会( ‘ExWHYZ 主催 Dress to Kill 爆音試聴祭)で、メンバー全員、和装で登場しました。それぞれの好みが現れていて、個性がバラバラでしたが、nowさんは装飾多めの着付けでしたよね。
now : 自分の中で理想としていた和装があって。レトロな着物がずっと着たかったんです。それを実現させるチャンスだと思って、アームカバーとかもレースにしたり、髪飾りも1番高い1000円のやつにとかにしたり、自由勝手に楽しませてもらいました(笑)。
──自分の理想とする着付けができた?
now : もう完璧でした。悔いはないです。嬉しかった!
──月刊WACKでも、いろんなシチュエーションで様々な服を着て写真撮ったりしていますよね。もともとファッションに関することをやりたいと言っていたので、やりたいことが実現できているんじゃないですか?
now : 本当にやりたかった事ができていますね。ドレスを着たりもさせていただいて。それも、ファンの人がいっぱい投票してくれたおかげで実現させていただいたんですけど、やっぱり自分は服が本当に好きだなって思うし、いろんなレパートリーの服たちが新しい自分を引き出してくれるなって改めて思いました。撮影自体もすごく楽しくて。以前までの私なら1人の撮影空間が苦手だったので、ガチガチに緊張してたと思うんです。でも、去年発売したフォトブック『やみつきガール』の時から、撮影とか1人でいる時も、緊張はするけど楽しめてる自分がいるなと思うので、成長できたのかもです。
──1人の空間を楽しめるようになった、きっかけはあるんでしょうか?
now : 前まではメンバーが周りにいないと本当にダメで。スタッフさんとコミュニケーションをするときも、メンバーの後ろに隠れていた自分がいたんですけど、メンバーがいない1対1の場面が増えて、あるときから人と話すのが楽しいと思えたんです。そこから、色々な人ともコミュニケーションを取るのが楽しいなと思えて、1人でも大丈夫って思えるようになりました。今はコミュニケーションをとって、その人のことを知ることや、自分のことを話すのが楽しくなっているんです。でも、まだメンバーからは「1人で大丈夫だった?」って少し心配されています(笑)。

──ExWHYZの中で、nowさんは末っ子ですからね。
now : みんな過保護なので、気を遣って気にしてくれてます(笑)。
──他の4人の個人インタビューでも、それぞれが自分を見つめ直すフェーズに入っているというか、グループとして次に行くために考える時期に入っている感覚がするのですが、実際、そういう雰囲気はあるんでしょうか?
now : そこまで固い感じではないんですけど、各々の意見を交換する機会は増えたと思います。練習の時も、昨日こういうことがあって、こう思ったんだよねって喋ったり、練習後もメンバー間で話す機会が増えたなと思います。各々の自分をみつめ直してるのは、インタビューを読んでても思いました。みんな同じ方向を向いてるなって、自分もすごく感じてます。

──そんな中でリリースとなったV.Aアルバム『Dress to Kill』。マスターたちの反応はいかがですか?
now : ハッシュタグを見ていると、新曲「Fleeting」を好きって言ってくれる人が多くて。歌い出しが私なんですけど、そこを褒めてもらえる投稿を目にすると嬉しいなって思います。今回リミックス曲を出すにあたって、最初は、みんなのことを置いていってしまうのではないかと思っていた時もあったんですよ。馴染みがない人にはハードルが高いんじゃないかって。でもリリースさせていただいて、リミックス曲が好きな人もすごく褒めてくださったり、色々なジャンルのリミックス曲にも今後触れてみたいとか、ExWHYZきっかけで思ってくれたり人もいて。アルバム全体を楽しんでくれている声が聞けて、嬉しいです。
──リミックス曲の振り付けも、新たに付け直して歌っているわけですが、元々ある曲を再解釈して、歌ったり振り付けする作業をやってみて、どんなことを感じましたか。
now : リミックス曲の振り付けをできるようになったうちら、レベルアップしたよね!って、この前もメンバー同士喋ってました(笑)。私自身が思うのは、元々あった曲を、別のクリエイターさんがリミックスしてくださったことに繋がりを感じていて。みんなで手を繋いでアルバムを作りましたって作品が、形として残ったことがすごく嬉しかったです。最初は、音源以上のものをライブで披露できるかめちゃくちゃ不安だったんですけど、ライブはライブでリミックス曲のいいところを出せてるんじゃないかなと思っていて。アルバムとライブ、リミックス作品を何度でも楽しんでほしいなって思います。
