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INTERVIEW : maho (ExWHYZ)

取材&文 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希
そこでライブできることを誇りに思っている
──昨年の〈ExWHYZ First Tour "xYZ"〉初日仙台公演の直後に、渡辺(淳之介/WACK代表)さんから武道館公演の開催を告げられた際、どのように感じましたか?
驚きと、武道館でライブができるチャンスをもらえたことに対する嬉しい気持ちと、両方ありました。ただ、ExWHYZのツアー初日にその話を聞いたので、私たちは始まったばかりとはいえEMPiREっていうキャリアもあるし、このスピード感でやっていかなきゃいけないんだなって覚悟が強くなりましたね。半年後の武道館でおっきい1歩を踏み出さないといけないなって思いました。
──mahoさんにとって武道館はどんなイメージの会場でしょう?
国の名前が入っているし、みんなが知っている場所、ってイメージです(笑)。
──EMPiRE時代に〈AYAKARNIVAL〉で一度立ったことがあるんですよね? そのときの印象はどうでしたか。
武道館はすごいところで、大きいイメージがあったけど、客席との距離をそんなに感じない作りだったんです。私たちも最初は緊張するかもねって言っていたんですけど、エージェント(※EMPiREファンの総称)の顔が見えて。〈AYAKARNIVAL〉だけど、あのあたり絶対エージェントだ! そこもエージェントだ!ってわかる感じで、ハコ自体にあったかい感じがあって。その時に武道館ワンマンをしたいなってメンバー間で話すようになりました。この先、日本武道館でやりたいって明言していこうかなって話をした記憶もあります。
──WACKのグループとして、初めて武道館立つことに関して他メンバーはプレッシャーもあるという話も出ましたが、mahoさんどうですか。
もちろん、武道館っていう場所がすごい場所なのも、WACKの歴史の中で特別なのも勿論知ってるんですけど、そこにあまり自分の気持ちが左右されることはないというか。武道館でやらせて頂けるありがたさを感じますし、そこでライブできることを誇りに思っているので、大切な1日にしたいっていうシンプルな感情の方が強いです。
──〈ExWHYZ First Tour "xYZ"〉ファイナルのZepp公演でmidorikoさんが復帰し6人が揃ったわけですが、グループにどう変化がありましたか?
5人の時も自分がすべきできることを100%でやろうっていう気持ちをもって1つ1つ大切にしてきたんですけど、やっぱりdoriが入ってくると安心するし、嬉しいなと思いましたね。doriの歌声が入った『xYZ [hYPER EDITION]』を聴くと、めっちゃいいなって。こんなに変わるんだっていうことをダイレクトに感じました。

──2月26日に日比谷公園大音楽堂で、WACKによるイベントツアーの最終公演「We will WACK you!! TOUR FiNAL」が開催されました。所属事務所の全グループが集まっていたのと、野外でのライブということで、振り返ってみてどんな1日になりましたか。
すごく可能性を感じたというか、夢が膨らんだ1日になりました。1stアルバムの制作中に、mayuちゃんが「STAY WITH Me」のキーチェックで「おっおっおっおー!」って歌っているだけで野外が見えて、すごいときめいていたんですよ。いつか野外でみんなで手あげたいね、って話をスタッフさん含めしていたことを思い出して。ExWHYZが始まったばかりの時、みんなで夢を語っていたことを思い出しました。
──あの日、「Everything」を収録した非売品CDがサプライズで無料配布されました。この曲はExWHYZにとってどんな楽曲でしょう?
ファーストアルバムを制作している段階でデモはあって。言葉とか感情がぐるぐるしながら変わっていくことに対して前向きではあるんだけど、グラグラしてしまう時にこの曲をライブで歌って言葉にしてマスター(※ExWHYZファンの総称)に届いた時に大丈夫だなって思えるというか。毎回、自分たちでも、歌いながら言葉を自分の中に落とし込んで確かめるみたいな感覚がすごくありますね。歌詞もEMPiRE時代のフレーズが入っていたりしますし、すごく私たちそのものというか。明るい雰囲気のあるパートもあって、みんなで私たちの空気を感じてもらえるんじゃないかなと思う曲です。大事にしていきたいし、している曲です。
