INTERVIEW : 藤井エリカ

ファンの方がいるから自信が持てる
――藤井さんがはじめて舞台に立ったのはいつだったんですか?
藤井エリカ(以下、藤井):SANDAL TELEPHONEがデビューした日なので、2019年の4月です。まあ応援団とかやったことはあるんですけど。
――応援団をやってたんですか?
藤井:ふふふ。青春なんで。結構青春してたんですよ。今で言うインスタ映えのお店とか行ったり、楽しんでました。
――SANDAL TELEPHONEとしての初めてのステージ覚えてますか?
藤井:緊張して、泣きながら帰りました。自信を無くした覚えがあります。特典会の仕方とかもわからなかったから、いきなり始まって、話してサイン書いて、おしまい、みたいな感じで。いまはファンの方と話すの好きなんですけど、当時は全然できなくて。デビュー当時から応援してくれてる人で、いまも来てくれる人は変わったねって言われます。前はネガティブっぽい感じだったんですけど、今はそんなことなく自信を持ってやっていますよ。
――パフォーマンスの部分で、得意なところはありますか?
藤井:迫力をつけるところかな。髪の毛も派手だしちょっと長いので、バンってやったら勢いつくじゃないですか。私はK-POPが好きなので、真似して髪の毛を動かしてます。前だったら前髪とかも崩れるのが嫌だったんですけど、今は気にしないです。

――ずっとK-POP好きですよね?
藤井:そうですね。TWICEさんが一番好きですね。曲もそうなんですけど、みんな可愛いです。元々フェアリーズさんが好きだったので、その感じもあって好きですね。私、本当に好きなアイドルさんはひとつに決めたらそこしか見ないって感じなので、他にはハマってないです。
――パフォーマンスにおいて、意識していることはありますか?
藤井:ライブ中にギャップを見せることを意識してます。かっこいい曲が多いのでそこはクールにキメて、MCや特典会では、明るめにハッピーな感じでやってますね。格好つけるとこは格好つけて、それこそ“Sparkle”とか“UnLucky”とかちょっと明るめの時は、笑顔でやってます。まあでも、かっこいい曲でも、めっちゃ笑ってますけどね。
――切り替えができるんですね。
藤井:そうですね。本当にいつもライヴだけみたいな感じだったんですけど、今は休みの日は外に遊びに行ったり、いろんな楽しいことを見つけたことで、全部いい感じになりました。
――2月20日には最新ミニ・アルバム『SHUTDOWN→REBOOT』がリリースされますね。電気グルーヴのカバー楽曲“Shangri-La”は気になりますね。
藤井:私はあんまり詳しくなかったので、自分たちがどうカバーするんだろうって想像がつかなかったです。対バンとかで披露すると、いろんな方が反応してくれたりして嬉しいですね。それこそ一緒に出演したアイドルさんとかプロデューサーさんも、良いね!って言ってくれるので、この曲すごいんだなって思いました。
――今作での推し曲はどの曲ですか?
藤井:“BLACK DIAMOND”かな。あんまりアイドル感が無いんですよ。大人っぽい曲に仕上がっているのが良いですね。「寂しげに踊ってみえる君は誰なの?」っていうところがすごい好きで、心を込めて歌っています。あと、この曲ダンスが難しかったんですよ。10秒くらいしかないパートに、1回目のレッスン全部使うみたいな感じだったんです。前までは1日家帰って寝たらできるようになるはずって思ったんですけど、それって多分自分を苦しめてるだけだなって思って。1回目のレッスンから全集中するようにしました。
――この曲の推しポイントはありますか?
藤井:「リアンが僕を誘う」の前に、まいちゃんと私が床に這いつくばるところですね。レッスンの時に、「衣装的にあんまり下に行かない方がいいかな」って言われたんですけど、私たちはそれがかっこいいと思ったので、「いや、できます」って言って入れてもらいました。床にバンとやるから、膝を打っちゃってのあざが直らないんです(笑)。あざができるくらい頑張っているので、しっかり見て欲しいですね。
――“SHUTDOWN→REBOOT”はどうですか?
藤井:この曲はテンポが速いので、やってて一番楽しい曲ですね。間奏がすごく長くて、がっつりダンスをするシーンがあるんです。レッスンでも一番苦戦しました。一番初めのこの「エンドレスループから シャットダウン→リブートしたい」もかっこいいので初めにみんな目を引く感じになっていると思います。
――最近のライヴについてはどうですか?
藤井:最近単独でクラブセットを定期的にやるようになって、それが定着しつつある気がします。私的にもそういう系統のが好きなんですよね。やってる側としても、「かっこいいでしょ」って思いながらできるので楽しいです。結構自信になります。
――楽曲も音楽的にもクラブっぽい感じが増えてきましたよね。
藤井:ダンスも難しくなりました。早い曲がだいぶ増えたのでその分ダンスもキメるところが多くて、揃えなきゃいけないというのもあるので、苦戦しました。私はリズム取るのが苦手なんですよ。振りがない曲も最近増えたんですけど、私はがっつり踊るほうが得意ですね。 でも、なんだかんだできたら楽しいです。
――照明とか映像とかも含めてすごいライヴをやっていますよね。
藤井:前だったら、私あんまり親とか友達も呼びたくなかった人なんですよ。でも最近になってからは、自分にも自信がついたので「是非見に来て」って思います。
――すごい変化ですね。
藤井:でもファンの方がいるから自信が持てるんですよ。みんな優しいので、たくさん支えられてます。ファンの方の顔はみんな覚えてますし。
――すごいですね。
藤井:やっぱり名前呼ばれたら嬉しいだろうなって思って、必死にメモ書いて覚えてます。
――最後に2024年の抱負を教えてください。
藤井:最近は毎週みんなで集まってTikTok撮影とかをして、私たちのファンじゃない人にも届くようなことをいっぱいしているんです。それでいろんな人に知ってもらいたいなと。個人的には今年運勢良いと思っているので、バズったりしたら嬉しいですね。いま、すごくかっこいいライヴをしているので、もっといろんな人に観てもらいたいと思います。
