
『SAITAMA LOCAL MUSIC RECONSTRUCTION』収録アーティスト解説
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(期間 : 2012年2月16日~2012年4月16日)
01. Little bastards「DAY BY DAY」

1992年結成。今年で活動20年目。経験と共にパンク~ハード・コアというスタイルを追求し、幾度かのメンバー・チェンジをして現在のベース・レス・スタイルに至る。国内外のレーベルから音源を発表。全て完売させている。グラインド・イベントに限らず、メタル・クラスト、パンク、インディーロック、ジャンク・ノイズ、ジャズ、クラブ・イベント等さまざまなジャンルから支持され、積極的にイベントに参加している。
●ヤマザキによる解説
熊谷が誇るグラインド・ハード・コア・バンド"リトルバスターズ"。一昨年初のCDとなる『PISS HEAD FILTHY PUNK GRINDER』をリリースするもすぐに完売。今回そこでしか聴けない地元熊谷では、既にアンセムとなっている名曲をトップに飾るべく、配信を特別に受諾! ベース・レスとは思えない爆音なサウンド&イメージとは裏腹に、気の良いアンチャン加減も最高なので是非ライヴも足を運んでもらえたらと思います。(ヤマザキ)
02. HIGH THRASH GIRL「Do You Live Or Die」

2007年モルタルレコーズから1st音源『ANTI CLEANING』をリリース。その後、自主レーベル「CIRCLE MAKE RECORDS」を立ち上げる。サービス精神、楽しい、ステージとストイックな音作り熱い演奏を見せてくれる。PUNK ROCK CONFIDENTIAL JAPANのライヴに参加したりと、ライヴともにエネルギッシュな活動をしている。
●popcornimai(s-explode)による解説
図太いサウンドでアスリートの様なライヴにノック・アウト! それでいて、時折ラップもしたり、色んな要素を楽しく表現しています。本当にサービス精神満載のハイスラのライヴは本当に楽しい。
03. GLEAM GARDEN 「MAYBE TOMORROW,MAYBE NOT」
熊谷の3人組パンク・ロック・バンド。結成1998年、1stAlbum『Future Generations』をHeaven's Rock Recordからリリース。そして、Snuffy & SmilesからBrowntrout、Dan Padilla(ex.Tiltwheel)、The Tim Vesionと7インチ・スプリットをリリース。今回は自主リリースの4曲入りDEMOからの一曲。
●popcornimai(s-explode)による解説
僕がバンドを始めたからすでに熊谷でトップを走っていたGLEAM GARDEN、それは今でも変わらない。ライヴ、発言がいちいちかっこ良い! 渋くてシンガロング、男は黙って態度で勝負。地元バンドの中にも憧れているバンド・マンは実は多い、自分もその中の一人だったりする。いつまでも憧れのままじゃダメだと思ってるけど、それでもカッコいいバンド。次のアルバムのレコーディングも終わったみたいなので、楽しみに待ちましょう。
04. s-explode「RE:dis heat」

●ヤマザキによる解説
今回の主謀でもあるs-explodeの選曲は現在もライヴでお馴染みのナンバー。ですが、RECは2年前(!)という事で、淡々としつつもメラメラしてるニューウェーヴ、ダンスティックなナンバーが既に当時あるのは驚きの一つ。彼らのポテンシャルが常に内外問わず、流行問わず「自分等がカッコイイと思う事、ルーツミュージック含め追求している」。それが今もブレてない証拠にもなった確認の1曲。先日Cryptcityの中尾君も彼等を絶賛してくれたのも納得の1曲!
05. Fragment「bluff dance」

●popcornimai(s-explode)による解説
クラブとライヴ・ハウスを行き来出来る、唯一無二のアーティスト。躍動感ある生のトラックはライヴでも、ものすごい緊張感とオリジナリティーを放っている。「術ノ穴」での根を張った活動と影響力、本当にリスペクトしています。今回、縁あって埼玉のアーティストを一緒に集める事が出来て良かったです。色々な可能性をFragmentを見ていると感じる。これからも楽しい事一緒にやって行きましょう。
>>>official web site
>>>Fragment インタビュー
06. k-over「ネガポジション[改]」

●popcornimai(s-explode)による解説
僕らFragmentと共に「術ノ穴」創設時より共にしてきたバンドbugficsのフロント・マン。解散後ソロ名義k-overとして活動中。今まで伝わり辛かった彼の高いセンスと楽曲が空也MCとのコラボでプロデューサーとして一気に花開いてきてるし、ボーカリストとしてのソロ作品も非常に期待してILL。
07. Hirotaka Maki 「infiniti」

●popcornimai(s-explode)による解説
このプロフィールが本人のホームページからの引用なんですが、思わずにやけてしまいました。すっごく真面目で勤勉なのだけど、ツッコミ所を残してくれるのがHirota Makiの魅力、タイム・スリップしたような懐かしいサウンドなのだけれど、現代の解釈、やり方による、彼にしか出来ない音楽やステージング、ファッションをコレからも見せつけて欲しいです。とんでもない存在になる前に今のうちに目をつけておきましょう! 世界がHirotaka Makiをほっとくはずがないっ!
08. アナログ輝「DOPE ROUND」

●kussyによる解説
アナログ輝は埼玉西川口在住の天然記念物、マサキオンザマイクによるユニット。とにかくマサキさんの場合、音源でどうこう言っても始まらない。間違いなくライヴ! ライヴを見よ! お客さんがお題出せば即興で何でもやってくれます。カテゴライズ出来ない色んな壁壊してくれそーな非常に期待してILL先輩。
09. BARZ BEATZ「Sunset Blues」

1997年よりDJとサンプリングをメインとした主にヒップ・ホップのトラック制作を開始。ココ数年では生楽器も多用するなど様々なスタイルで楽曲を制作。(最近はiPadビート・メイキングに夢中)。地元埼玉を中心に数多くのラッパー、シンガーのプロデュースやトラック、楽曲を提供。ミニマム・プロジェクト・スタジオ"MARIO STUDIO"運営。レコーディング・エンジニアやミキシング・エンジニアとしても多くの形でCD作品や配信作品を手がける。
●ヤマザキによる解説
元々は西海岸系パンク・ロックで全国を行脚していたバンド・マンで、同期にはFACTとも多く競演してましたが、並行してヒップ・ホップのトラック・メイカーとして曲も提供していました。バンド解散後、月日は経ち、遂に今年ソロ・アルバムを出す予定ということで今回この曲を挨拶がわりに頂きました! 音楽に対して常に新鮮で自由な人間。今後の展開も面白いので、是非どれもチェックしてみて下さいね!
10. Ken sakano「set-your-soul-free」

●popcornimai(s-explode)による解説
遣さんは、不思議な魅力のある人です。上手く形容出来ないので、とにかく配信曲「set your soul free」を聞いて頂きたい。こんな曲のような人です(分かりにくいかもしれないですが、全体の雰囲気として) まじめで音楽や歌に対して完璧主義だったりするけど、ギャグも通じてメチャクチャ人間臭い、世界情勢や宗教に関してまで、本当に物知りだし、海外経験もあってフラッと何処か行っていまいそう。旅の経験が歌詞に出てきたり、最近はNAC5でラジオ・パーソナリティもやっていたりしています、いつまで絶っても、僕の興味はこの人から無くなる事は無いんじゃないかって位引き出しあります。
11. EMDEE1「INFERNO」

5曲入りEP『境海線』を自主制作。現在1stAlbum発売に向けて制作中。
●kussyによる解説
大宮more recordsで音源を販売してたことからk-overと繋がりーの、術ノ穴presents『HELLO!!! vol.4』に参加してもらいーのでめっちゃ近所。絵も描けるしアート気質な男だし、こいつが精力的に動くことで大宮に新たな一面が加わるのではと非常に期待してILL。
12. あなあくやまい「雨お通り」

●popcornimai(s-explode)による解説
配信曲「雨お通り」をもらった時思わず「はっぴぃえんど」だな~と思ってしまいました。レトロなサウンドを出すバンドはたくさんいるけどココまで再現するのは容易じゃない! バンド全体の雰囲気、細かなニュアンスに気を配らないと全く別物になってしまう。噛みしめれば噛みしめるはほどじんわり良いです「あなあくやまい」。アルバム楽しみにしてます。
13. codomotona「ゆびきり」

●popcornimai(s-explode)による解説
個人的には一番付き合いの長い人達です、ライヴ・ハウスに行くようになったのもwondersの影響でした。昔聞いた懐かしい名曲のような感じもするけど、それほど重く無くてスッと入り込んでくるサウンド、音のクオリティは本当素晴らしいです。
14. 突然段ボール「この世に無い物質」

●popcornimai(s-explode)による解説
今回、まさか突然段ボールが参加してくれるとは思いませんでした。親と子供くらい年が離れているのに、自分が地元でアクションを起こそうとしている時、蔦木さん(Vo.&Gt.)は良く相談に乗ってくれて、大体引き受けてくれます。色んな所にアンテナを張って進化し続けながらも、過去の音源も色褪せない。JR深谷駅ギャラリーで開催している「深谷ロックフェスティバル」も環境と音楽の関わり方の答えの一つだと自分は思います。日本に留まらず海外のバンドにも絶大なる影響を発信し続けているBANDがまだ現役で自分達の近くにいるってわくわくしませんか?
15. ジブンジカン「ループ/ototoy ver」

●popcornimai(s-explode)による解説
ライヴ一緒に行ったり、やったりしてる友達が最近、評価されてきてる流れがホントに嬉しい。熊谷でどんなイベントやりたいか、とか色々話してた事はこんな未来に繋がってたんだね。ナカノヨウタ(Vo.)は声を発するだけで独特な空気を醸し出す、決して器用ではない所がまた凄く良い。北埼玉なうなバンド、注目度ナンバーワン!
16. Sunnyday hit singers 「作りかけの日曜日(Another mix)」
埼玉、秩父にあるライヴ・ハウスladder ladder内にあるハンバーガー店「コエンダイナーズ」の責任者兼PAの浅賀が(Vo.&Gt)を務めるギター・ポップ・バンド。秩父、熊谷、東京を中心に活動。2011年12月に単独音源『結婚E.P.』を発売、恋愛を題材にした、リアリティのある歌詞が日常の他愛も無い事の大切さを気付かせてくれる。
●popcornimai(s-explode)による解説
面と向かっては言えない甘酸っぱい言葉もメロディーに乗せたら何も嫌らしくなく言えてしまいそうな気がする、そんなピュアな気持ちが軸になっている。ローカルで音楽をやる事の難しさや、悩みや楽しさに直面しながらも、活動を続ける事を一緒に良く彼らと話します。そんな事も前向きに捉えて生み出して行く曲が、本当のポップ・ソングだと思います。Sunny day hit singersにはそんな強さがある。「コエンダイナーズ」のハンバーガーも本当に美味しいので秩父にお越しの際は是非。
17. Floating Feelings「カラフル」
熊谷、太田をで活動をしている3ピース・ガールズ・ポップ・バンド。女の子ならではのタイム感のあるドラム、独特でセンスあるベース・ライン、可愛い声でもしっかりとした歪みをだすキター、上手く三人が絡み合いゆらゆらした気持ちを表現し、歌を前に出している。
●popcornimai(s-explode)による解説
今回、唯一のガールズ・バンドです。音のシンプルさや、曲の隙間って凄く大事だなって、Floating Feelingsを聞いていると感じます。そういうことが天然や才能で分かっている様な。今、ライヴ活動はストップしているみたいだけど、曲が凄く良いので、今井の独断にて入ってもらいました。スタジオには入っているみたいだし、弾き語りも考えているようなので。コンピレーション参加が今後の活動の糧になって貰えたらと思っています。
18. Even Sense「Top secret」
埼玉県北浦和出身3ピース日本語&英語エモ・メロディック・バンド。芯のある力強いサウンド、どこまでも耳に残るシンプルなメロディー、社会や人間関係にまつわる個人の心の歪みをテーマとしたダイレクトな歌詞、それぞれが重なり合い、聞く人との共感を生み出す「体温に近い音楽」。
●ヤマザキによる解説
北浦和でメキメキ頭角を現してるEvenSense!の先輩でもあるRIDDLEや、彼等が繋がるバンドに素直に影響されつつも、更に彼らなりのJ-POPに仕上げた感じが今時で小気味良いです! これからが楽しみな確実に世に出てくるであろう若手バンドの一つです!
19. RAGNAROCKS「touch」

●popcornimai(s-explode)による解説
熊谷レペゼン歌モノRAGNAROCKS! 熊谷を語る上で欠かす事の出来ないバンド。井田(Vo.)の少しニヒルな視点からの歌詞はザクザク心に入ってくる。これからが本当に楽しみです。メンバー全員が社会人でありながらもツアーに行ったり活動のスタンスを崩さない姿勢も好きです。
20. Far apart Daily life 「give me my self」

●popcornimai(s-explode)による解説
キレッキレのリフでドンピシャの演奏力に凝った展開でメロメロです。歌の力強さにも心を打たれ知らぬ間にシンガロングなんてしばしば。圧倒的なライヴで終了後には満たされている。安藤氏(Dr.)とはプログレ仲間で話始めたら色々絶えません。熊谷では、皆にとっても良い兄貴的バンドです。
21. HOCKLE HOCK 「a new song」
1998年結成、メンバー・チェンジを経ながらも自主企画「HOCKELE MANIA」を地元秩父のライヴ・ハウスladder ladderにて勢力的に続け、次回で15回目を迎える。2006年TIGHT RECORDSよりMiniAlbum『Life's a game,everyday』リリース。
●popcornimai(s-explode)による解説
今回、座談会にも参加してくれたladder ladderの店長マサさん率いるHOCKLE HOCK。個人的には「Something To Write Home About」辺りの「The Get Up Kids 」を感じます。ライヴの貫禄、発言の重たさが人を引きつける。かなり早い段階で、地元やローカルを意識してきたのはマサさんだと思います。だからこそライヴ・ハウスも建てられたんだと。音楽をやる場所が無くなってしまうのは本当に怖い事、当たり前じゃ無いんです。あり続ける事って。
22. Broken Mountain「From This Town」

●popcornimai(s-explode)による解説
車の運転中に聞きたくなるのがBROKEN MOUNTAIN。スカッとするね。ある意味、力の抜けた感じとか緩さがものすごく良い。こころから楽しんでいるライヴを見るのも気持ちいい。
23. theビューティフルニー「ガンマンの腕の中で」

●popcornimai(s-explode)による解説
ちょうどこの埼玉コンピを集め始めてた時、出会って直ぐに誘いました。何かこだわりあって、クセあっていいなって感じて。ボーカルのタクマはいつあってもベルボトム履いてるし私生活が音楽に向いてる気がする。これからもこのバンドの色んな一面をみる事になりそう。そんな予感がする。
24. Lipples 「大嫌い」
2011年9月埼玉県にて結成。独自の世界観と個性的な楽曲が魅力。
●ヤマザキによる解説
南埼玉の息吹を感じさせる、テクニカルで色気のある曲のセンスは同郷の大先輩「時雨」の影響も無くはないです。3ピースながら、まだまだ音楽性の変化も遂げそうな期待大のバンド! お薦めです!
25. NANISAMA?「僕の花」

THE STAND UP 、マスラヲコミッショナーのメンバーからなる熊谷発ファニーなパンク・バンドNANISAMA?。2011年4月30日に1stMiniAlbum『OK THANK YOU!』をリリース。自主企画「何様食堂」を熊谷HEAVEN'S ROCK にて定期的に開催。
●popcornimai(s-explode)による解説
ビッグ・バンドが合体。そして更に新しいサウンドへ。ベースの宇野さんは音楽と地域の活動を広げる動きとしてフリー・ペーパー「HELLO!」の編集や、熊谷コミュニティーFM「熊谷ヤバイラジオ」の局長を務めたり地域のキーパーソンです。
26. FUNNY FINE DAY「Flower」

●popcornimai(s-explode)による解説
今回の参加曲「Flower」は今までのFUNNY FINE DAYらしく無い曲、迷いながらも成長しているのが感じとれます。色んなとこツアー行って、色んな繋がり作ってまた熊谷に還元してくれ。ちなみにメンバーの3人が熊谷BLUE FORESTのスタッフだったりします、FUNNYで楽しいライヴは必見。
27. ゆいだいき「コメットハンター」

●popcornimai(s-explode)による解説
埼玉コンピレーション『SAITAMA LOCAL MUSIC RECONSTRUCTION』締めの一曲にふさわしいのは「ゆいだいき」リアル・タイム・サンプリングを構築していく感じは、まさにこのコンピを物語っている。試行錯誤の上、スタイルを確率でも、この先があるんじゃないかと期待してしまいます。ああホントにいい曲だ。