2025/02/10 18:30

先週のオトトイ(2025年2月10日)

OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

ー鹿児島出身SSW が放つ、ニューミュージック・サウンド! (西田)

ー祈るように投げかける歌と、歩みとともに変化するサウンドスケープ (津田)

ー今週リリース予定のEPからの先行曲。森のざわめきや生命の息吹を感じる (草鹿)

ー期待とときめきで心がもぞもぞする、春はもうすぐ (石川)

ー心惹かれるメロディ、暴れるサックス、新鮮なテクスチャー、それらをポップソングにまとめあげる技。19歳らしいですよ。おそるべし (高田)

ー4thミニ・アルバムよりポップでかわいくてちょっぴりビターなラブソング、バレンタインにもぴったりです (藤田)

ー日本語ラップの良さを加速させる、音色、音階の日本的なアプローチが見事な一枚。なんとなく聴いたらめちゃくちゃ聴きやすくてびっくりしました。 (菅家)

ーフッドのICをシャウトアウト!DEATHRO新作よりリードナンバー、OTOTOY限定カセットテープ・セット発売中です! (高木)

その他の追加曲は、 PompadollS “窮鼠、猫を噛む”お風呂と街灯 “ガラクタが落ちた”大山田大山脈 &揚 “Fantastic Funeral”田山ショーゴ “天使のすみか”クレナズム “センチメンタル”エイプリルブルー “ひらいて”おいしくるメロンパン “千年鳥”モーニングコールズ “余命”

編集後記

chillphy records
下北にニューウェイヴ専門のレコ屋がオープンしたらしいということで行ってみた。どちらかというと、40歳にして?はじめてのレコ屋をオープンした店主のTwitterが趣深かったのでそこも気になりつつ。80年代の日本のパンクからジャンクなサイケロック、アシッドジャズ、ポスト・パンクやら、こういう偏り方をしたレコ屋って多分経営的に難しいからないのかもしれないけど続いてくれたらいいな。オープンしたてで名盤が並んでいる感じは脳内整理にもよくて楽しかった。店主の優しい雑さも助かりました。目当てにしてたS.Y.P.Hもちゃんとあって買えました。下北はもはやレコード買うために行く街になっていくんだろうな。(津田)

名前
幸穂(さちほ)という同じ下の名前の人と出会ったことがない。ボ・ガンボスのどんとさんの奥さんが小嶋さちほさんという方で知っていたけど、それくらいで。先週、2、3年かけてちまちま読んでいた柴崎友香さんの小説をようやく読み切って、同じ文庫本に収録されていた短編を読んでいたら「さちほ」という名前の登場人物が出てきて驚いた。喜ぶ理由もよくわからないけどなんか嬉しくて、投げ出さずにたどり着いてよかったと思った。自分の名前ってただの記号だとしか認識していないつもりでいたけど、それ以上のなにかがきっとあるんだろうな。(石川)

UK
先週まで2週間弱、イギリスに滞在していました。ブリストル、マンチェスター、ロンドンと異なる3つの都市に訪れたのですが、どの都市も個性があって散歩しているだけでも面白かったです。ブリストルはコンパクトで学生が多く、住みやすそう、マンチェスターは血気盛んな市民がたくさんいて、ダウンタウンも遅くまで賑わっていたり、ロンドンは言わずもがなの世界を代表する都市ですが、僕が滞在したサウス・エリアはジャマイカン・コミュニティもあり、セントラルとはまた違った様相で面白かったです。各都市でクラブやレコード屋にも行けたので満足。いちばんの思い出はロンドン・ブリクストンのクラブで観た、グライムMCオールスター大集結回で、日頃曲を聴いて想像していたサウス・ロンドンの街中を歩いた先に、それを歌っている本人たちがいるという体験ができて嬉しかったです。物価が高くなかなか贅沢は出来ず、クッキーや果物をちまちま食べて食いしのんでいたのですが、それでも歩いているだけで楽しくまた夏にでも行きたいものですね。(草鹿)

後遺症
年始に罹ったコロナの咳が治らずほぼ一ヶ月、病院に行って山ほど薬を貰ってきた。咳止め、漢方、喉の違和感を抑える薬、吸引機。漢方は美味しくないし、薬を飲むタイミングも絶妙にばらつきがあって大変。食後の薬は眠くなるし、吸引機はむせる。薬に気づかない人もいるくらい粒子が小さいらしいのだけれど、喉に当たるとどうしてもむせてしまい、うまく使えているのかわからない。ムダに民間療法(蜂蜜生姜など)に頼っていた罰なのか、そもそも運が悪ければ長引くものなのか...。(菅家)

『timelesz project』
今週15日に、ついに新メンバー発表ということで、重い腰を上げてNetflixで『timelesz project』を見始めた。timeleszの追加メンバーを決定するオーディション企画。XのTLでその情報がずっと流れてくるので、感想の受動喫煙でだいぶ満足していたのだけど、実際見てみたらめちゃくちゃにおもしろい。2次の面接のときは「おいおいナメんなよ」って候補生には思っていたけど、だんだん審査が進むごとに愛着が湧いてくる。今のところ、乃我くん推し。なんとか入って欲しい!(西田)

雪国のリリパに行った
雪国、1st EP『Lemuria』のリリースパーティー @ WWW & WWWβ。会場のデコレーションからはじまり、DJ、出演アーティスト、そして来場者、すべてがすべてを補い合うようにフィットした心地よい空間。こういうのを作り上げることが簡単ではないことは、この日ここに集う人びとであればよく分かるだろう。昨年のフル・アルバムと今年早々のEP、彼らの音楽活動の力によって組み上げられた素敵な空間でした。これを作ってしまえる雪国を何と表したらいいのだろう。近い言葉はある。純粋、志の高さ、イデアリスト、平熱の求道、……でもどれも違う。この言葉の見つからなさが彼らの新世代っぷりを良く表しているのかもしれない。いいイベントでした。(高田)

ガラパゴス
先週は久しぶりに編集担当した記事を1本公開、DEATHRO最新作『ガラパゴス -GALAPAGOS』について。近年のハードオフ・ディグに関しては本人がインスタなどでも発信していたので追っていましたが、まさかこうしてアルバム1枚が4トラックのカセットMTRで出来上がってくるとは…。一聴してなにこれ!?と耳を引くようなインパクトある作品になってるんじゃないかと思いますのでまずは一聴すべし。その辺の録音に関する話もたっぷり訊けて、ボリューム満点のインタビューになってるんじゃないかと思いますので要チェックで。OTOTOY限定でカセットテープ+ハイレゾ音源のセットも販売中なので、こちらもマストでお願いします!(高木)

先週の特集記事

先週のオトトイ(2025年2月3日)

Laura day romanceは、両極の“なかみち”を進む──サード・アルバム前編『合歓る - walls』リリース

Creepy Nuts、NOT WONK、DEATHROのALやBE:FIRST、NiziUの新作など注目の新譜を紹介【2月第1週】

“愛の流れ”をカセットテープに乗せて──DEATHRO『ガラパゴス-GALAPAGOS』

DJカルチャーとダンス・ミュージック、その歴史を理解するための決定的な1冊───書評『そして、みんなクレイジーになっていく 増補改訂版 DJカルチャーとクラブ・ミュージックの100年史―』

【PIGGS、とらえる vol.46】SU-RINGが経験した、未知の感情との出会い

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.311 43歳の生活習慣病と付き合う40分

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