2025/02/25 18:30

先週のオトトイ(2025年2月25日)

OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

ーあの本人作詞作曲のラブソング! 編曲はリーガルリリーのたかはしほのか&海!(西田)

ー零進法の1stアルバムより合成音声アヴァンギャルドな一曲。サンプリングの質感と、音と言葉が心地良い… (中村)

ー6年ぶりのアルバムより、ベイビーボイス的発声&フロウに耳が喜ぶ1曲 (草鹿)

ーニーハオ!!!!、3/5リリースのEPよりDEATHROとの共作ナンバー!(高木)

ーTill Yawuh & MON/KUのコラボシングル、セルフUKGリミックスも!(津田)

ー2年ぶりとなる待望のフル・アルバムより先行配信開始! (藤田)

ー親しみ深く流麗な歌メロに懐かしさを感じさせるアレンジ、2025年のノスタルジック・ドリーム・ポップ (高田)

ーhaikarahakutiプロデュース × Dub Master Xミックスによる極上のラヴァーズ・ロック (石川)

ー556kmによる、内省的でキュートな、小気味いいベッドルーム・ミュージック。(菅家)

その他追加曲は、紫 今 “合法パンチ”好芻 “SPARK!"”tofubeats, Neibiss “ON&ON”UCARY & THE VALENTINE “bouquet”キタニタツヤ “ユーモア”ときめきポメラニアン “カポタスト”野口文 “藤子”井戸健人 “杳”フー・ドゥ・ユー・ラブ “春の涙”

編集後記

フォレストリミット2DAYS

2/15,16は二日連続FORESTLIMITへ。2/15はDJ/Organizerのmewetaさんが主催の〈CARESS vol.1〉。この日は〈点灯〉を主催するmostin fantasyはじめ、夏至、死没など札幌のPLASTIC THEATER周辺で活動するアーティストの出演が印象的なブッキング。〈点灯〉〈irori〉などに代表される札幌のクラブシーンにはずっと興味があり(距離の問題で行けずでしたが…泣)、それらと東京のシーンとの接続が興味深いイベントでした。特にmostin fantasyさんのDJは、東京のフォレストリミット・SPREADなどのシーンとのシンパシーを感じつつも、やはりPLASTIC THEATER独自のムードがありとても良かったです。途中でフロアからmostinコールが発生したりと、東京と札幌と、距離はありつつも根っこで繋がる何かを感じ熱かった…。2/16はVJのNiさんが主催の〈Reminiscence/Epigraph〉へ。こちらも前日のイベントと近しいムードがありつつも、光毒の二人による書架カメラで詩集や星図を映しだすVJに代表されるように、より主催者や演者の世界観を強く感じるイベントでした。2日間共通して、2020年前後に出来上がっていった音楽シーンが、それに影響を受けた若手によってアップデートされていくのを感じるような、新しいシーンの風を感じるイベントでした。良かった~。(中村)

ドゥースラー15周年

土曜日は、新宿ドゥースラーの15周年スペシャル・イベントが〈新宿Loft〉であった。自分はサブフロアで、山梨のサウンドシステムU.C.J.を鳴らすことに。自分の手癖も含めてはっきりわかるくらい、迫力あるサウンドが出ており、正直すごく苦戦したけどいい機会だった。サウンドシステムまたリベンジしたい。そして改めてドゥースラーがみんなから愛されているのを感じた。これからも良い音楽を求めて遊びいきます! (草鹿)

荒野を駆ける

先週は来日を楽しみにしていたチェコの兄弟によるインストゥルメンタル・ギター・デュオ、エルマノス・グティエレスのライヴをWWW Xにて。音源ではラテンやクンビアなどといった南米音楽をベースに、映画音楽にも大きく影響を受けた叙情的なサウンドを聴かせる彼らなんですが、ライブではもっとアグレッシブさもあり、じっと見るというよりはきちんと体にクる感じが心地よかった! そして日本では知名度もそこまでだしどうなんだろうと思っていたら6割以上は海外のお客さんかつ大盛況でビックリ。よく見るとSpotifyのリスナー数とかは160万を超えていて、むしろこの規模で見れるのがラッキーとかだったのかもしれない。この来日の後はそのままオーストラリアでクルアンビンとツアーみたいです。(高木)

時間を塗りつぶしている

外でも家でも何も聴かないでいた3連休を最も軽い動き「スクロール」のみで凌いでいた。何もしないことについて、何もしないで考えてみる。退屈の中にいて退屈の底へ向かっていく。それは堂々巡りの始まりで、時々こちらに差し込む光(連絡きた人に会いにいくとか)を掴まなければ延々とそうしていられる。外に出てつまらなくて長く感じる時もあるけど、何かを起こそうとしなければ何も起こらない家の中では1時間は20分で終わる。不思議だな。普段音を聴きに行っている面をして遊んでいるけど、半分は時間をそれなりに楽しく終わらせてしまうつもりで外に出ているのかも。とはいえ、家でサクッとできる趣味とか持たないとやっていけません。先月買った観葉植物だけがもりもりと育っていく家の中で… (津田)

あの映画をみた

もうネタバレ云々はいいですよね、と思いつつも固有名詞は抜きで (笑)。観たのは2月に入ってからだったので、2月のことは2月のうちに。テレビ・シリーズの予告編的なもの、くらいの知識で観に行きました。なるほどこれは随分と豪勢なアヴァンタイトルのアヴァンタイトルとアヴァンタイトルだな、と。アヴァンタイトルのアヴァンタイトルの序盤 (ややこしい笑) は概ね元のシーケンスを覚えていたので、楽しめました。えーーーーーー笑、とか笑いながら観る感じ。アヴァンタイトルのアヴァンタイトルの後半は、オリジナルの後半年の戦況推移やそれぞれの宇宙における位置関係をそこまで覚えていないので、若干理解が難しかったかも。難しいというより把握していたほうがもっと楽しめただろうなと。アヴァンタイトルはちゃんと今風の作りで本放送への期待が持てる。4月からと正式発表されましたね。
 ……なんですが、たとえば今、“枢軸国” 勝利のパラレルワールド物語が作られてそれを楽しめるかというとどうなんだろう、みたいなことも思ってしまうのは事実ではあり。これを娯楽として作ることがどのように批評的たり得るか (それが必須であるわけではまったくないです) は、本放送を楽しみに待ちたいと思います。主題歌、映画挿入歌、映画オリジナルサウンドトラック等々、ハイレゾ/ロスレスで配信中です! (高田)

伝説は時代が作る

ヒプノシスマイクの映画も話題ですが、1970年代を中心に活躍した英国デザイン集団"ヒプノシス"のほうの映画を観にいきました。ピンク・フロイド、ツェッペリン、10ccなど、最高にイカしたジャケットを多数手がけたことで知られる伝説のクルー。その結成から分裂まで、本人たちと内実をよく知る周囲の人たちによって語られていきます。冴え渡るひらめきと無謀にも思えるアイデアを実践し、都度かたちにしていく彼らの表現に対する貪欲な情熱、すさまじかった。そして実情を知るうちに思ったのは、いつだって伝説は時代が作るんだということ。LSDなどの薬物が蔓延した退廃的な情勢というのは大きく関係していたんだなと。また、XTCの『Go 2』や、ウィッシュボーン・アッシュの『百眼の巨人アーガス』など、好きで聴いていたアルバムでヒプノシスのアートワークだと知らなかったものも多々あり、「これもかー!」と答え合わせしつつ楽しく鑑賞しました。(石川)

HARD OFF

知人と車で多摩にあるハードオフを6店舗巡った。自分は楽器、エフェクターが目的で、知人はレトロPCを探していた。最後の店舗でレコードプレイヤーが気になると言っていたので、ジャンクコーナーにあったケーブル欠品のターンテーブルと、同じくジャンクコーナー12VのDCケーブルを引っ張り出して動作確認をし、アナログを始めて聴く知人の感動を見守った。DEATHROさんの記事で見たMTRの件を思い出し、3割り増しで楽しめた気がする。自分が買ったのはKAWAIのトイピアノだけだったけど、バラライカというロシアの三弦楽器があったり、マンドリンや謎の民族打楽器があったりなど、非常に楽しかったです。(菅家)

先週の特集記事

先週のオトトイ(2025年2月17日)

復活の狼煙──〈アーカイ奉行〉第43巻

TYO GQOMが明かす、拡張するGqomの最前線──南アフリカで目撃したカルチャーとは──【In search of lost night】

緑黄色社会が「あなた」に贈る、極上のポップ・エンターテインメント

緑黄色社会、最新アルバム『Channel U』の魅力を3つの視点で読み解く

「眺め」から「歩み」へ、ベテランDJが歩み出した、新たな表現のほとりにて──COMPUMAの新たな『horizons』

映画「ヒプマイ」で描かれた、「ピース」な世界──石谷春貴(山田二郎役)& 天﨑滉平(山田三郎役)インタヴュー

映画「ヒプマイ」が委ねる、運命の“選択”──駒田航(入間銃兎役)、神尾晋一郎(毒島メイソン理鶯役)インタヴュー

緑黄色社会、月ノ美兎のALや曽我部恵一のSGなど注目の新譜を紹介【2月第3週】

REVIEWS : 091 ヒップホップ(2025年2月)──アボかど

【PIGGS、とらえる vol.48】BAN-BANが踏み出す、「かっこいい大人」への一歩

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.313 ナゲット割って父ちゃん

OTOTOY NEW RECOMMENDから

TOP