上下関係のないグループを続けていきたい
──トピックでいえば、10月18日には、青葉ひなりさんの卒業がありましたね。
青葉ひなり卒業前のインタヴュー記事
土光:青葉が卒業したことで、FES☆TIVEから初期メンバーがいなくなったんです。グループの歴史も長いし、卒業したメンバーもかなりいるんですけど、FES☆TIVEからオレンジがいなくなることにまだ違和感がありますね。パフォーマンス的にはみんなも頑張ってるんですけど、青葉がすごかったので、もっと頑張らないとっていう気持ちにはなっています。あと、ボケる人がいなくなっちゃった感じもあって。
──なるほど。いまボケ担当は誰が担っているんですか?
土光:しおりが若干そういう要素があります。
本多:そうですね。
八木:ライブ中変顔してくるメンバーがいるんですけど、その赤い人(土光)と一緒に変顔したりしてますね。
土光:ん? 誰のことかなー?
八木:あなたですよ(笑)! 振り向くタイミングで変顔してきたりするんです。
仁科:でもそのおかげで緊張がほぐれましたよ。
土光:よかったー!効果があったんだね。「目合ったから変顔しよ」と思っただけなんですよ。ピンクの子(八木)も変顔しますよ。
八木:多分これまでのメンバーから代々受け継がれてきているんですよ。
本多:土光ちゃんが変顔してくるのはいいんですけど、やり返すとお客さんの方に向けて変顔することになるから大変ですね。
土光:しおりがお客さんを正面から見てる時にやってたから、「それいまやったらお客さんに変顔見えちゃうよ!」って、私の方が焦りました(笑)。


──本多さんもこの2年でFES☆TIVEとして頼もしくなってきましたね。
本多:あんまり先輩というキャラでもないので難しいんですけど、パフォーマンスを頑張って先輩らしくなれるようにとは思っています。
本多しおり加入時のインタヴュー記事
──本多さんの後から入った与田さんからしても、先輩って感じはあんまりないですか?
与田:先輩って感じはあんまりしないですね…。でもFES☆TIVEはみんなそうかもしれない。
──確かにFES☆TIVEには上下関係とかあんまりない感じがします。
辻:そうですね。それは卒業したひなりん(青葉ひなり)が、そういう環境を作ってきてくれたからかもしれないです。後輩からしたら長く続けている先輩はかっこいいし、リスペクトをしているんですけど、先輩メンバーも後輩にリスペクトを持って接してくれているんです。だからこそ先輩後輩のない関係が成り立っているんだと思います。自分もそういう先輩でありたいし、上下関係のないグループを続けていきたいなと思います。

──2月26日には、19枚目のシングル『#素敵なソラシド』がリリースされます。まずは表題曲の“#素敵なソラシド”は、サビの「ドレミファソラシド」のメロディーがキャッチーでかなり耳に残りますよね。
辻:この曲は玉屋 2060%さんに作っていただきました。歌詞にもいろんな国の言葉が入っています。“ハレとケ!あっぱれ!ジャパニーズ!”も世界と日本をテーマにして作ってくださっていたけど、今回は、「世界と音楽」です。
八木:この曲は、本当に中毒性がすごいんですよ。まだファンの方にお知らせしてない時の特典会で、頭の中が「#素敵なソラシド」のサビのメロディーに支配されすぎて、間違えて言わないように気をつけたりしていました。リリイベでしかまだやってないので、ファンの方が全力で盛り上がる姿を大きい会場でみれるのが楽しみです。
土光:もうリリイベでも「この曲いいね」って言ってくれる人が多いですね。玉屋さん作曲の曲は、FES☆TIVEのファンの方にもすごく好評です。2番サビの後の「Hi Hi」のところは、横移動するんです。大きい会場で、みんなで盛り上がって欲しいです。
仁科:「スラマッパギ ザオシャンハオ アンニョンハセヨ」とか、いろんな国の挨拶が入ってるから、世界中の方に聴いて欲しいなと思います。私もこの曲を聴いたりしている時は楽しい気持ちになるので、いろんな人に聞いてほしいです。
──“素晴らしき日々”は作詞・作曲をIMAKISASAさん、編曲をツカダタカシゲさんが手がけています。
八木:IMAKISASAさんは、“ニホンバレデンセツ”、“カンフーミラクル~愛~”とか、最近の中でも人気な曲を作ってくださっている方なんです。歌詞自体は出会いと別れについてで、背中を押すような歌詞になっているんですけど、曲調はエモーショナルなだけじゃないからファンの方がどうやって盛り上がってくれるか楽しみです。
辻:この曲すごく好きですね。「出会いと別れを繰り返して僕らは物語を繋いでいくんだ これからもずっと」の歌詞は、自分もFES☆TIVEに、受け入れてもらったし卒業していくメンバーも見送って、新しいメンバーを迎えてっていうことがあったから、すごく共感できるんです。他にも「近道なんてないけれど だからこそ出逢えたんだって」という歌詞が好きです。これはメンバーに対してもだし、ファンの方もいろんなきっかけがあってFES☆TIVEを見つけてくださったと思うので、いろんなファンの方の顔も浮かびますね。
本多:この曲は歌詞もいいんですけど、私は曲のテンポが可愛くて好きで。振り付けも、絡んだりするところがあるんです。ライヴでは楽しみにしていてほしいです。

