たまには背中を押してもらう曲も大事
――まずリード曲の「2回目の青春」ですが、タイトルの通り青春を感じるエモい曲に仕上がっていますね。
高萩:こういう曲は、にきちゃんに合うんですよー。やっぱり汗だくで暑苦しい曲を歌うと、「今日もやりきったな」と思えますね。今現在はまだライヴでは披露していないんですけど、振り付けもアツいので、注目して欲しいです。
佐々木:私、個人的に綺麗事じみた曲は好きじゃないんですよ。でもこの曲のサビの「まだまだ可能性の全部やり尽くしていないから」という歌詞はすごく刺さったんです。人生って進んでいくうちに現実を見始めてしまうじゃないですか。子どもの頃は可能性を大きく見ていたし、まだまだいけると思っていたんですけど、最近はどこかで無理かもしれないと思っている自分がいて。それってちょっとカッコわるいなと思ったんです。こういう風に、たまには背中を押してもらう曲も大事なのかなと思いましたね。未来にあまり希望がもてないと感じている方も、この曲を聴いてがむしゃらに生きてほしいなと思いました。

島崎:私は「誰もが世界の主人公なんだから」という歌詞がいいなと思いました。この歌詞自体が等身大の自分たちにあっているなと思います。この曲を聴いている方も世界の主人公だと思うので、この曲を聴いて皆さんも前を向いてくれたらいいなと思いますね。
鍛治島:私この歌詞は3、4年前歌っていたら、今とは違う表現だったと思うんです。普通に喋ったら照れ臭いことじゃないですか。歌う人によって重みが変わってくると思うので、今の5人で歌わせてもらえていると思うと嬉しく思いますね。これは5人が長くアイドルを続けられているからこそ歌える曲だなと思います。苦労した分、楽しかった分全てこの曲に現れると思うので、早くライヴで披露したいですね。
新倉:歌詞を読んでいても、明るい希望が溢れた1曲だと思います。曲に応えられように私たちも皆さんにパワーを届けていきたいですね。それぞれみなさんの人生で「1回目の青春」を過ごしたと思いますが、私たちと出会って「2回目の青春」を作ってほしいです。
――2曲目の“ポップコーン”は、名前の通りにポップテイストな1曲ですね。
鍛治島:これは、この夏たくさん歌った曲ですね。この曲はタイトルはポップなんですけど、実は新体制の私たちにとって勝負の1曲だったんです。

高萩:なぜかデビュー曲と同じくらいの気合いが入っていたよね(笑)。
鍛治島:ライヴで悔しいときも、この曲をやっていたので、キャラメル味だけじゃなくて、ちゃんと塩味も感じてほしいです(笑)。
――この曲は、ライヴでもかなり盛り上がりそうですよね。
高萩:ポップコーンみたいにお客さんが弾けています(笑)。みんなが楽しんでもらえるような曲になってほしいですね。私たちは全力で可愛くパフォーマンスしますが、皆さんは頭からっぽにして楽しんで欲しい。振り入れしたとき、みんなから「可愛い」という声が止まらなかったですね。
佐々木:曲中にポップコーンが出来上がっていくんですよ。予想もしないところでポンポン出来上がるのがにきちゃんっぽいなと思いますね。
――3曲目は“PuP”です。これまでの楽曲と印象がガラッと変わりますね。
佐々木:この曲聴いた瞬間に、「あ、これ自分の曲」だと思ったんです。この曲の主人公は周りに媚びないで自分を貫いているんですけど、私はそのスタンスを理想にしているんです。アイドルをやっていると「こういうやり方が求められているんだな」とか思うんですけど、この曲の人は「わたしはわたしにモテたい」と思っていてかっこいいなと思うんです。ダンスもかっこいいですが、歌詞に注目してもらいたいです。
新倉:体制が変わってから割と明るい曲をもらっていたんですけど、この曲はガラッと雰囲気が変わりました。歌詞も何パターンかあったり、レコーディングも何回も雰囲気変えてやったりしたので試行錯誤して作りましたね。曲だけだとカッコよくて大人びたイメージがあるんですけど、ライヴで見るとかっこよさに加えて迫力もあると思います。振り付けも最難関だと個人的には思っています。ライヴでの魅せ方も研究したいですね。
