推しメンに睨まれたらちょっと嬉しくないですか(笑)?
――この曲の振付は、前作のシングル「好きになっちゃった」に引き続き、CRE8BOYさんが担当されています。
荒井:CRE8BOYさんは、音と振りを合わせるように振付を作ってくださる方なんです。この曲はサウンドがすごく美しいし、楽曲に振り付けがうまくハマっていてそこが見どころですね。
中野:MV撮影のときに、CRE8BOYさんから「まばたきをせずに踊ってください」と言われたんですよ。私はドライアイなので極限まで我慢しながら踊っていました。頑張ったのでMVをたくさん見てほしいです。
――MVもすごくおもしろい仕上がりになっていますね。
北川:今回はグリーンバックをたくさん使っています。いろんなチームに分かれて、ミニチュアになって踊りました。私と優希さんはレコードチームだったんですけど、レコードが回っている上で踊るシーンを撮るために、トロッコみたいな装置に乗ったんです。
荒井:おもしろかったけど、ちょっと怖かったよね。
北川:怖かったです。体幹がないとブレるんですよ。ブレそうになって、顔が強張りそうになったんですけど、この楽曲自体が無の表情で踊る曲だったのでなんとか大丈夫でした。
荒井:回っているレコードの上を歩くチームもいたんですよ。そっちのチームもすごく大変そうでした。ランニングマシーンみたいな機械を使って撮っていたんですけど、「撮影ってこんな難しいんだ」と思いましたね。


野村:私は、らぶりん(中野愛理)と一緒のメガネのチームでした。目の前に巨大なメガネがある設定で、その後ろでシンメのダンスを踊っていたんですけど、実際は何もない場所で踊っていたんです。ふたりでダンスを揃えるのもすごく意識したんですけど、リハーサルで目が合ったときに笑ってしまって(笑)。でも本番はバシッと決められたと思います!
中野:シンメのダンスは合わせるのが難しかったですね。あと、オルガンの鍵盤の上で踊っているんですけど、(実際にはない)鍵盤からはみ出ないように踊らないといけなくて。「小さく踊らないといけないな」と頭で考えながら踊っていたので、割と大変でした。
北川:全員で踊るシーンでは、ミニチュアになって全体が映るように撮影するので、少しでも立ち位置がずれていたらダメなんです。撮影前にCRE8BOYさんが細かく指導してくれたり、振りに関しても手先の角度とかも細かくみんなで合わせました。頑張ったので是非見てほしいですね。
――MVの撮影秘話はまだまだありそうですね(笑)。
中野:振り付けのCRE8BOYさんがMV撮影のとき「シャキン、シャキン!」という効果音を言ってくださるんですよ。その効果音に合わせてみんな踊ったんですけど、本当に「シャキン、シャキン!」っていっているような鋭いダンスなんです。ぜひ見てほしいですね。
北川:MV中は基本無表情なんですけど、サビあたりで上目遣いになる部分があるんです。そこでガンを飛ばすというか、睨むような表情をしてほしいと言われて。みんなやれば大迫力になるし、「こういうSKE48もあるんだ」と思ってもらえるので、そこは私の中でポイントですね。
野村:推しメンに睨まれたらちょっと嬉しくないですか(笑)? なかなかない状況だと思うので、楽しんでほしいですね。
――確かに(笑)。野村さんはいかがですか?
野村:この曲はサビの変化がすごく面白いなと思っています。1サビは、ピラミッドの形になって踊っているんですけど、2サビは1人1人のダンスが全然違うので、見ている側も忙しいんじゃないかなと。バレエっぽく踊っている子や、しゃがんで踊っている子とか、いろんなダンスをしている子がいるので1人1人見てほしいですね。10秒ずつ何回も巻き戻してほしいです。
荒井:個人的なことなんですけど、めっちゃ走ったんですよ。サビが終わるたびに最後走っていなくなるという振りで。しかも捌ける位置が遠くて、端から端まで走ったのですごく疲れましたね。CGで綺麗にステージからいなくなっているように見えるので、何回も見てほしいです。頑張りました。

