1人なのに4人以上のパワーがありました
──2022年11月にuijinは再結成をして、そこから精力的にライヴも行っています。草野さんも再結成後に“リミライチューン” という楽曲を手掛けていらっしゃいますが、復活してからのuijinはどう見えていますか
草野:私自身はuijinが止まっている間も動き続けていたんですけど、またuijinと一緒に仕事ができるんだと思いました。こちら側は希望しかないですね。正直、めっちゃ嬉しかったです。
ありぃ:ありがとうございます。
──今回のセルフカバー・アルバムでは“ignition”をセルフカバーしましたが、歌ってみていかがでしたか?
草野:4人で歌っていて息継ぎが成立する曲を書いていたので、めちゃくちゃ腹筋バキバキになりますね。 “ignition”は5月のuijinとの対バンでも演奏したんですけど、1番最初にレコーディングしました。歌っていて気持ちいいし、改めてライヴ映えする曲だなと思いました。
──逆に草野さんのセルフカバーを聴いてみて、uijinのメンバーのお2人はどう思いましたか?
ありぃ:音源も聴かせていただいたし、ライヴでも共演させていただいたときも聴いたんですけど、「“ignition”ってやっぱり華余子さんの曲なんだな」とすごく思いましたね。力強さが似合っていて、僕から見たら華余子さんにピッタリでした。
草野:えー! でも対バンの日はuijinも“ignition”を披露したんですよ。私は、uijinの“ignition”の方が100パーセント好きですね。
ありぃ&やよい:いやいやいやいや。
やよい:そのときのライヴ映像を今でもずっと見ているんですけど、華余子さんの生バンドの迫力が全然違って。1人なのに4人以上のパワーがありましたね。だからこの後披露するの、プレッシャーすげえなと思いました。
ありぃ:人生が見える曲だからこそ、華余子さんの曲なんだなと思いましたよ。
草野:ありがとう。でもどちらかというと、私の方は絶対に死ななさそうな“ignition”だよね。でもuijinが歌ってくれている“ignition”はやっぱり刹那が見えてきますね。

──歌い手によって印象がガラッと変わる楽曲なんですね。
草野:私は歌っているときにメンバーの顔が浮かぶんですよ。4人のライヴをずっと見ていることもありましたし。ありぃくんと2人で書いたので、私が絶対に言わないような歌詞もあるんですよ。「ブレーキなんて 僕の手でブチ壊したんだ」ってありぃくんが書いた歌詞なんですけど、私だったら絶対安全運転するので(笑)。それに、やよいもブチ壊すタイプだと思うんですよ。やよいはMEWMではメンバー兼プロデューサーをやっているし、ありぃくんもアイドルのプロデューサーとして活躍している。それを経て、uijinとして自分たちの活動をしているのは価値のあることだなと思うんですよ。2人とも当時より俯瞰的だなと。今のuijinはすごく良いグループだなと感じますね。
やよい:わたしたちも大人になりました。ライヴを以前より楽しめるようになりましたね。
ありぃ:みんなそれぞれの人生があって、いまのuijinになったから、いままではと全然違うよね。
やよい:それぞれ違うところで生活していて集まってきたから、あのときと環境も考え方も違いますね。だからこその上手くいくこともあるのかなと。
ありぃ:距離感もそうだし、表現の仕方も各々深くなった気がする。
草野:これが大人になるということかー! だからこそもっとuijinに活動してほしいんですよ。なので、社長が考えていないようなコンセプトも結構勝手に送りつけています。一緒に仕事していても楽しいので、未来は明るいなと思いますね。ありぃくんが未来を歌詞に書いてくれるようになったり、4人が笑顔でライヴしてくれたりしているから今は楽しそうです。
やよい:というわけで、これからもよろしくお願いしますね!
草野:いえいえ、こちらこそ!

作家活動10周年を記念したセルフカバーアルバム
LIVE INFORMATION
〈THE SONGWRITERS〉
2024年1月19日(金) 17:30開場 / 18:00開演
南堀江knave
出演:草野華余子/松室政哉/森良太/林青空/O.A ネオンに恋して
〈草野華余子 presents 産地直送プレミアム〜人生四十周年大収穫祭〜〉
日程:2024/02/25(日) 15:00開場 / 15:45開演
会場:Spotify O-EAST
出演者:岸田教団&THE明星ロケッツ、鈴木このみ、uijin、ARCANA PROJECT、アキストゼネコ、and more...
詳細はこちら
https://kusanokayoko.com/live/
PROFILE:草野華余子
大阪府出身・東京都在住。シンガーソングライター/作詞作曲家。
3歳の頃からピアノと声楽を始め、5歳で作曲を始める。 中学生の頃に出会ったJ-ROCKシーンのバンドサウンドに衝撃を受け、18歳の関西大学進学を機にバンド活動を始める。2007年より「カヨコ」としてソロ活動を開始し、2019年に本名である「草野華余子」に改名。
自身の活動に加え、そのソングライティング力が認められ、数多くのアーティストやアニメ作品への楽曲を提供。2019年にリリースされた LiSA「紅蓮華」の作曲を手掛け、一躍注目を集める。以降、西川貴教、A.B.C-Z、FANTASTICS from EXILE TRIBEなど、楽曲提供の幅を広げている。また、卓球愛好家としての一面を持ち、2022-2023シーズンから日本の卓球リーグ・Tリーグのアンセム制作を手掛けてる。
2022年12月には、5th Digital Single「最終電車は泣いている」をリリース。シンガーソングライター兼クリエイターという” 二足の草鞋型アーティスト”として、より一層の活躍が期待されている。
【公式HP】https://kusanokayoko.com
【X】https://twitter.com/kayoko225
【Instagram】https://www.instagram.com/kayoko_ssw/
PROFILE:uijin
ありぃ、ひとちび、やよい、りんの4人からなるアイドルグループ。2016年12月3日にデビューし、2017年7月に1stアルバム「stay hungry, stay foooolish」を発売した。デビュー1年目より「アイドル横丁夏祭り」「TOKYO IDOL FESTIVAL」「@JAM EXPO」の夏の3大アイドルフェスに出演。2018年は、東京・TSUTAYA O-WEST、渋谷CLUB QUATTRO、大阪・梅田CLUB QUATTROでワンマンライブを行い、すべてソールドアウトさせる。デビュー3年目となる2019年は、3月に東京・LIQUIDROOMでワンマンライブ「dream for a living」を開催するも完売ならず。そのリベンジ戦として5月に再びLIQUIDROOMでワンマンライブ「dreaming」を行う。さらに7月には東京・TSUTAYA O-EASTでのワンマンライブ「aim for the highest」も予定されている。
【公式HP】https://uijin.jp
【X】https://twitter.com/uijin_2022
【YouTube】https://www.youtube.com/@uijin_official