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内視鏡世界
Lossless

内視鏡世界

五人一首

「静」と「動」のコントラストが素晴らしい複雑怪奇な構成、デスヴォイスとクリーンヴォイスを巧みに使い分ける女性ヴォーカル、神秘的旋律が存在する劇的な世界を、まるで紙芝居のように五人で織り成すプログレシヴメタルバンド、それがこの五人一首。長尺の楽曲が大半を占めながらも聴き手を飽きさせず、一気に五人一首ワールドへと誘う手腕は見事。日本語でなければ表現しえない歌詞にも要注目。凄まじいポテンシャルを秘めた逸材が満を持して放つ2ndアルバム。

弦は呪縛の指で鳴る
Lossless

弦は呪縛の指で鳴る

月比古

ベストセールスを続けるアルバム「棺桶島」「世界なんて終わりなさい」に続く、畑亜貴嬢の実に6年ぶりの新作リリース。前2作は畑亜貴のソロ名義だったが、今回はバンド名義による作品。プログラミングがメインであった過去作品と較べ、生でのパフォーマンス中心の本作は彼女のプログレッシヴロックへのこだわりが如実に現れた傑作。妖しくも美しい畑亜貴のヴォーカルをもり立てる布陣は圧巻のアンサンブル。ギターは暴れホールズワースとうたわれる並木晃一、フレットレスの入江直之とシェラザードでもお馴染み堀江睦男のテクニカル&ヘビーなリズム隊、林克洋の味付けも絶妙である。古き良きプログレッシヴの香りを漂わせながらも、古の枠だけにはとどまらないプログレッシヴの進化形がココにある。

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