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月一交響曲 Op.9 「寄生音楽/Parasitic Music」
藤田陽介
音楽家・藤田陽介が毎月新作の音楽作品を制作し、それを月一のペースで世界配信リリースしていくプロジェクト「月一交響曲 -Monthly Symphony-」第9弾。寄生虫のように何かと一体となることでようやく成立する/生きることができる、そういう音楽作品。ミニマルな反復の軌跡から光るなにかが立ち上がってくる。この音楽の余白に、この音楽を背景に、どこかでなにかが起こることを期待する。ジャケットの絵は現在から150年以上も前の江戸時代に書かれた【「虫豸写真」画:水谷豊文(1779−1833)】より転用。


Suspendido en el Aire
Alejandro Franov
アルゼンチン音響派の最重要人物アレハンドロ・フラノフの最も挑戦的かつイマジネイティヴな作品。 音の微妙な可変、連鎖や歪み等が、じわじわと内側の深い所に染みてくる。「音の妖精」の異名で、多くの民族楽器を駆使したアルバムからピアノ作品、ボーカル作品、アンビエントなど気持ちが赴くままに本能的に数々の名作を生みだしてきた鬼才による更なる音の旅。まるでテリー・ライリーの「ア・レインボー・イン・カーヴド・エアー」を彷彿とさせる宇宙規模の力作。


TOKYO解放区
沢井原兒
TOKYOから全世界の『MOP(Music of The People)』へ。"和"ヴァンギャルドを掲げSaxophoneで喚叫ぶ!! Sax Player / Producer 沢井原兒。彼の”音”を音楽ファンであれば必ず聞いたことがあるはずだ。矢沢永吉や吉川晃司、RCサクセションら一流アーティストのサポートミュージシャンとしてアーティストの音楽を支えてきた。今作のレコーディングには箏演奏家の八木美知依、タブラ奏者U-zhaan、ベーシスト浅田孟、菊地雅晃、ギタリスト近田潔人らジャンルレスに活躍するミュージシャンを招集。きっとあなたの五感で沢井原兒の魂を感じることができるはずだ。


Metamemory
Akihiko Matsumoto
[MUS-012] Metamemory by Akihiko Matsumotoplumus.tokyomax.jpreleased 30 September 2014All tracks by Akihiko Matsumotoakihikomatsumoto.comMastering :Yu Miyashita at Underarrowwww.underarrow.comArtwork:Adam Hosmeradamhosmer.com


Merzbuddha
Merzbow
この作品はDubの影響で制作した禁欲的ミニマル・ディーブ・ビート作品。最近邦訳もでたP・ヘガティ『ノイズ/ミュージック』(みすず書房)ではリッチー・ホゥティンの名をあげてこのアルバムについて解説しインダストリアル・アンビエント・テクノとしている。Merzbowの中では異色作。(米 Important Records 2005)


Dharma
Merzbow
Dharmaは米のバンド、アイシスのアーロン・ターナーのレーベルからのリリース。ラップトップ・コンピュータだけを用いた作品で、ピアノやギターのサンプリング・ループを使用している。アナログ時代の作風をいかにデジタルで再現するかが当時の課題であった。(米 Double H Noise Industries 2001)


Merzbeat
Merzbow
MerzbeatはImportant Recordsからの要望でビートのある作風に挑戦したもの。ハード・ロックをサンプルして作ったブレーク・ビーツにやや控えめなノイズを上乗せした軽妙(?)な作品。遊びで作ったが評判が良かったので続く数作はビート路線となった。ジャケは当時江ノ島水族館にいたミナミゾウアザラシの故ミナゾウをあしらったもの。(米 Important Records 2002)


Merzbird
Merzbow
MerzbirdもImportant Recordsのピート路線の一枚。ただし心情としては当時はブラック・メタルにシンパシーをいだいていた。また、2003年頃からAnimal Rights/Veganの活動を始めた影響で動物をテーマにした作品が多くなる。このアルバムは鳥に捧げられている。(米 Important Records 2004)


Pulse Demon
Merzbow
Pulse DemonはReleaseからの2作目にあたる。(ただし、他のレーベルにこの間10作以上のリリースがある。)この時期MerzbowはEMSシンセサイザーを導入し、テクノへシフトした音作りを行っていた。Merzbowの中で最も知名度の高い作品。初回プレスでは特殊加工された銀ジャケが使用された。(米 Release Entertainment 1996)


Turmeric
Merzbow
2000年ぐらいからコンピュータだけで制作してきたが、この頃、自家製楽器やファズ、ディストーションなどのアナログ機材を再び導入するようになった。Turmericはそうした転機となった作品である。Turmeric (ウコン)とは当時飼っていた黒ウコッケイの名前にちなむ。"Deaf Composition”はリアクターのパッチをモニターせずにランダム操作したチャンス・オペレーションの作品。(米 Blossoming Noise 2006)


Venereology
Merzbow
米デスメタルのレーベルRelapse傘下のRelease Entertainmentからの1作目。当時、デスメタルやグラインドコアに接近した音作りを行いつつあった為、同レーベルからのリリースのオファーはメタル・シーンにMerzbowの音楽を紹介する絶好の機会となった。同レーベルからは3作のリリースがある。(米 Release Entertainment 1994)


NUL 0 00
N.D.
国籍、性別不明の匿名ユニットN.D. によって、提示される新たな可能性。 “平均化される苦悩” に産み落とされる異才の問題作。 2014 年、moph records よりデビユーアルバム『NUL 0 00』をリリース。 「なにこれ!?」 “ 知覚する”N.D.の音楽 緻密にデザインされた音の響きと ”ノイズ”複雑に構築された“ リズム” と強靭な“ビート” そのさなか、 “ピアノ”が象徴的に美しく響き、すべての音が必然性を帯びてくる。 瞬間、狂気と正気が入れ替わり現れ、N.D. という記号のもとに提示される可能性。あらゆるジャンルと対峙しつつ、どこにも属さない。洗練されたサウンドデザインと予定調和とは無縁の作風が、過去に例のない“美しき音像”を生みだす。