「クラーマー=ビューロー60練習曲」を取り上げる学習者はテクニックもかなり身につき、難易度の高い作品を練習されていると推測する。上級レベルになれば要求度も増し、目的へ近づくために惜しみない努力も必要になってくる。曲中、左右独立した動きを速いテンポの中で連続して弾かなくてはいけないのだが、このような過酷な練習曲もあまり無いと思う。60曲すべて学習できたならば、まずどのような作品であっても演奏するのに困らない自信が身につくであろう。-藤原亜美-