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Lull (11.2MHz dsd + mp3)
林正樹
日本屈指のジャズピアニストとして、渡辺貞夫、菊地成孔、椎名林檎など、多岐にわたるジャンルの重要人物から寵愛を受ける林正樹が、コンポーザーとしてもより高い評価を得た«Pendulum»(2015)を経て、満を持して取り組んだ、オリジナル楽曲のみで構成されたソロピアノ・アルバム«Lull»。音の潜在的可能性、内密性、イメージを豊かに変成させる物質的想像力、恣意を排した透明な精神をもって、クラシック、ジャズ、ワールド、アンビエントなどのエレメントが未分化に揺籃する、過去にあらわれることのなかった、未生の音楽の可能性へと遡行する——。コンサートホールにて、現時点での最高音質のフォーマットであるDSD 11.2MHz/1bitによりマルチ・レコーディング。



re: I See You While Playing The Piano (DSD 11.2MHz+16bit/44.1kHz)
丈青
2014年6月、Spiral Hallにてレコーディングされた、ピアニスト丈青の初のソロ作《I See You While Playing The Piano》は、商用の音源として世界初となるDSD11.2MHzで録音、配信、CD化され、サウンドのテクスチャー、演奏ともに、日本ジャズ界に於けるソロピアノ作品の金字塔として高く評価された。「この作品によってピアノへの向き合いかたが変わった」と語り、再演の機会を望んだ丈青が、High Resolution Festivalで同じ環境のもと、ライブレコーディングに挑んだ本作。ピアノは彼が近年もっとも好んで使用する、イタリア・クラシック界の巨星Aldo Ciccoliniが所有した名品〈Grotrian-Steinweg 223〉を使用。レコーディング・エンジニアには上述のアルバムのレコーディングを手がけた奥田泰次が担当した。


悼む人 オリジナル・サウンドトラック(5.6MHz dsd+mp3)
中島ノブユキ
2015年に自身が立ち上げたレーベル ''SOTTO'' からのリリース第一弾は、映画『悼む人』(原作:天童荒太/監督:堤幸彦)のオリジナル・サウンドトラック。映画音楽としては『人間失格』(2010年公開)以来の第二作目となる。今作ではピアノと弦楽オーケストラを主体にした、静謐かつドラマチックな墨絵のような音空間が作り出された。一曲目は静けさの中、シンプルなピアノのリフレインに導かれて薄氷のような弦楽器のささやきが聞こえてくる。その中から顕れる心に染みこむようなメロディー。このオープニング曲から後半の合唱を含む壮大な「今治の海」まで、映画の進行に合わせて楽曲が続いてゆく。このサウンドトラック盤の為に録音した「今治の海」ピアノソロ・バージョン他、劇中未使用曲も収録。