Tags

Landfall
High Resolution

Landfall

Kronos Quartet

《ローリー・アンダーソン&クロノス・カルテットによる初コラボ!》ニューヨークの前衛パフォーマンス・アーティスト、ローリー・アンダーソン。デビュー当時はNYニューウェーブ系のなかでも特に奇抜なパフォーマンスで異彩を放っていた彼女は、斬新なサウンド構成、アンビエント的な趣向で人気を博していました。それから30年の様々な演奏経験を積み、今回新たなる音楽の制作に取り組んだのです。その彼女とクロノス・カルテットとの初コラボレーションは、2012年のハリケーン・サンディによる被害の経験からインスパイアされた作品です。「私は、歌詞や単語や音楽の複雑な関係にいつも魅了されてきました。ハリケーンの上陸は、楽器と私たちの新しいテキストソフトウェア「ERST」を通じた言語を開始されます。電子楽器とアコースティックなストリングのブレンドは「Landfall」の支配的なサウンドです。この作品の音楽の多くは、ソロ・ビオラのために設計された独自のソフトウェアのハーモニーとディレイから生成され、カルテットのために再解釈されていきます」と、ローリー・アンダーソンは語っています。「リアルタイムという意味において疑問を抱き、パフォーマンスのすべての要素が合致し合うような、個性的で秘密の場所に常に住んでいるマスター・マジシャンのミュージシャンによる音楽です。彼女のプロセスは、シェイプを形作るときに、潜在的に有用な側面を集めて継続して収集することです。彼女の演奏と楽しみの感覚と彼女の継続的な実験は、彼女を理想的な化学者(または錬金術士)の音楽実験室といえましょう」と、クロノス・カルテットのデイヴィッド・ハリントンは語っています。ローリー・アンダーソンの強力な消失の描写とエレクトロニクスとストリングによる独自の音楽を体験して下さい。

Steve Reich: Pulse / Quartet
High Resolution

Steve Reich: Pulse / Quartet

Classical/Soundtrack

International Contemporary Ensemble, Colin Currie Group

《スティーヴ・ライヒの新作録音》 「同時代における最も偉大な作曲家」「最高の音楽思想家」と称されるスティーヴ・ライヒ。西洋のクラシック音楽の素養に、アメリカのトラディショナル音楽(特にジャズの構造、ハーモニー、リズム)を取り入れる作曲法で知られています。 このアルバムは、ライヒが2013年と2015年にものした2つの作品の世界初録音盤。 『管楽器、弦楽器、ピアノ、エレキ・ベースのために書かれた「パルス」は2015年の作品。ライヒの以前の作品に比べて、めくるめく調性の変化とともに、進行する曲です。エレキ・ベースやピアノでキープする一定のリズムと滑らかな管と弦のメロディラインで1つの融合体を作り上げることが出来たのです。ピアノの打鍵の変化によって、一定のリズムが変化することもあって、それが異なるアクセントのように働く。穏やかで瞑想的な作品です。 一般に「弦楽四重奏」を指す「カルテット」だけど、この作品では「弦楽四重奏」ではなく、私の作品の中で常に中心的な役割を果たす楽器である「2台のピアノと2つのパーカッション」の4人で演奏されます。 これらの作品は、今まで作曲したより複雑なものの1つで、調性が変化したり、突然停まって、新しい要素の展開を中断。難しすぎるものではないのですが、高レベルのアンサンブル技能を求めている曲。“ゆっくり”というパートでは、これまでの作品では感じられないハーモニーもある。』とライヒは語っています。 いわゆる、西洋音楽史でいうところの「クラシック音楽」とは、一線を画す作品。壮麗さや美しさを探究するというよりも、現代を生きるリズムの組み合わせを駆使して、同時代の言葉を紡ぐ作曲家。これがスティーヴ・ライヒであり、その作品の魅力がつまっています。

TOP