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二千十七年度版怪物的試供品
V.A.
トラックメイカー、ラッパー、映像作家など多岐に渡って活動するabelestによる今までの活動を1枚にまとめた『二千十七年度版怪物的試供品』が術ノ穴よりリリースが決定した。 HIP HOPを根底としながらもその前衛的な音はナカコーことKoji Nakamuraによって広く知られるようになり、先日行われたSeiho、okadadaのイベント『AT THE CORNER』にも出演するなど、その才能は確実に活動の幅を拡げている。 音 / 風景 / 実験 / 温度 / 破壊=abelest 『二千十七年度版怪物的試供品』体感いただきたい。

Good Times
GEBO & AOKIDESU
5年ぶりの新作EP『GREEN JOURNEY』発表から3ヶ月、早くもGEBOの新作EP『GOOD TIMES』がリリースされる。前作は全曲プロデュースをしたDJ NAO-K特有のエレクトリックなトラックがベースとなり、変則的なビートかつ心地の良いエアーが入り乱れ、EP全体を通し踊らせてくれるストーリー性のある作品であった。それに対し、本作は全曲プロデュースを担当したAOKIDESUのサンプリングを中心としたビートにも関わらず、生音で再構築されたトラックはGEBOのシンガーとしての面をも引き出し、前作までとは異なった新たなる表現を持った作品となっている。謎のトラックメイカーAOKIDESUの、J.Dilla、MADLIB系の音を経由しつつも、ミニマムな音数から作られたシンプルなビートは、中毒性の帯びたグルーヴを生み出し、日本人にしか作り出せない黒い音となっている。『GREEN JOURNEY』で始まった音楽の旅は、今作により”いい時間”を過ごしながらも続いていくのだ。


Regain
Jonas Bering
ドイツの最高峰テクノレーベルにて活躍しているJonas Beringが、日本上陸。Kompaktと連携をとり続けている世界の音楽会のリーダーFountain Musicより、CDアルバムの世界リリースを決行する。タイトルは、「Regain」過去のエナジーの集大成のアルバムであり、ドイツ、フランスのヨーロピアン詩的情緒の原風景が美しく輝いている。Fountain Musicと言えば、サウンドリーディングとしてミレニアムの言語哲学を研究するスーパージーニアスプロダクションティームであり、Jonas Beringはフランスからそこに招待された形になる。超高級フレンチディナーのフルコースような人生への憧れと、美麗な騎士の強さを秘めたスマートビーツがヨーロッパ人でありパリジャン特有のグルーヴ感を気品よく打ち出している。ゲストリミキサーには、Kompaktの盟友Popnonameとポーランドの大型新人であり、名門レーベルSite RecordsのオーナーDeckard氏のリミックスでゴージャスに仕上がっている。