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ムスヒ
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ムスヒ

HipHop/R&B

EVISBEATS

前作『ひとつになるとき』から6年、まさに待望の3rdアルバム。参加アーティストは、LIBRO、鎮座DOPENESS、田我流、CHAN-MIKA、Phoka、前田和彦、MICHEL☆PUNCH、伊瀬峯幸。また新たなベストアルバムとも言える作品になったと思います。どのようにして毎日をより良く生きようかという日々是好日の思いがアルバムのテーマです。タイトル『ムスヒ』の意味は『産霊(むすひ)』(生命のあるものを生み出し作り出す行為)を意味し、聞いてくれる人と人、人や物、色々な縁をむすんで繁栄する様なきっかけになればいいなと思います。内容はヒップホップがベースで色々とざっくばらんにバラエティに富んだ作品になっていて、まぁ説明するのもあれなんで聞いてみてください。

Espacio Especial
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Espacio Especial

Carlos Nino & Farmer Dave Scher

LAを拠点とするSun Eye(Hashim & Akiko Bharoocha)による新レーベルPlant Bass作品の記念すべき1作目「CARLOS NINO & FARMER DAVE SCHER / ESPACIO ESPECIAL」が、こちらもDJ Funnelが新たにスタートするレーベルAstrollage(アストロラージュ)から日本盤としてCDリリース!!宇宙との繋がり、自然との調和、人間本来が持つ心地よさを音で表現し続けるニュー・エイジシーンのパイオニア、カルロス・ニーニョが、Kurt Vile and the Violatorsのプロデューサーでも知られるファーマー・デイヴ・シェアーと共に創りあげたアルバム「エスパシオ・エスペシアル」。スペイン語で「特別な空間」という意味を表し、ヴェニスのバンカー・スタジオで、様々な打楽器やラップスティール・ギター、ピアニカ等を使い録音された。オリジナル楽曲8曲に加え、豪華リミックス陣が参加した6曲を加えた全14曲。Tommy Guerrero、Money Mark等とのコラボレーションをしてきたMattson 2、Album LeafのRemixも記憶に新しいDntel。日本から、ワールドワイドな活動を続けるFumitake Tamura (Bun)のリミックス等を収録。ゲストには、ニューエイジ・サウンドの始祖Iasos、マスタリングはMattew Davidが参加し、極上のチルアウト・サウンドに仕上がっている。

XI (eleven)
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XI (eleven)

Rock

ROVO

ROVO結成20周年記念、4年ぶり11作目のオリジナルアルバム!ROVO 結成20年にリリースするアルバム「XI (eleven)」は、今までにない新しい試みとこれまでの道程の延長に有る各曲の、それぞれの木目の荒さや細かさが混在しているという意味で、進化し続けるROVOというバンドの今現在を切り取ったヴィヴィットな内容になっている。特にゲストミュージシャン(ナカコー、U-zhaan)を迎えた楽曲は、未来に向けた新しい挑戦になった。(勝井祐二)

An Opened Book In The Dark
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An Opened Book In The Dark

Dance/Electronica

Tomotsugu Nakamura

2013年のデビュー以降、リスナーのみならず国内外のアーティストからも高い評価を得てきたサウンドアーティストによる、前作から約2年ぶりとなる待望の3rdアルバム!原点回帰と進化を同時にテーマとして掲げた今作は、持ち味である多数の楽器音や自然音が絡み合う暖かく清んだサウンドと、これまで追求してきたエレクトロニックな側面をミックスし、独自の世界観を確固たるものとした秀作。前作以降様々なアーティストとのコラボレーションワーク、ライブパフォーマンスを経て到達した、マイルストーンとなる一作!

Cafe Chillax・・・チルアウトとリラックスの深い安らぎ
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Cafe Chillax・・・チルアウトとリラックスの深い安らぎ

V.A.

☆Chillax=Chill Out+Relax☆安らぎ音楽のBGM.☆最高の音質と音響。

ついてない1日の終わりに
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ついてない1日の終わりに

HipHop/R&B

GAKU-MC

『ついてない1日のおわりに』への想い  モノの見方は様々だ。 雨が降って、耐え難い寒さの日。裏を返せばその経験があるから、晴れた時が気持ちいい。転んでケガをする。でもそれがあるから、二度と転ばないようにと僕らは歩き方を学ぶ。口うるさかった両親のお説教。親になった今想うことは、その言葉の有り難みだろう。 一見してネガティブに思えることも、色々な角度でモノを見る能力を手にしたら、その意味合いは変わってくるに違いない。 『ついてない1日の終わりに』 確かにあるそんな1日を意味のあるモノと考えられるようになれば素敵だと、この曲を、そしてこのアルバムを創った。コケたっていいんだ。うまく行かないことだって、引いてみたら、素敵な”きっかけ”なんだ。曲を聴いて、ポジティブな自分を手に入れてくれたら嬉しい。 旅で得た(気がつけば20カ国を超えた!でももっと旅したい)気持ちを唄った『 LIFE IS A JOURNEY』。キャンドルの灯りと音楽で心をつなぐイベント、”アカリトライブ”のテーマソングとして書いた『希望のアカリ』。ウクレレとキヨサクくんのハーモニーがとにかく心地よい『rap love song』等、ライブではお馴染みだった曲達に加え、リズムソムリエズとの演奏で(ここ数年で随分とタイトになってきました。バンドとしての成長も是非ご堪能を!)創った新曲達はとにかく前向きな気持ちにさせてくれます。”ラップで世界をプラスの方向に!”をテーマにした『ラップラス』を聴いてもらえればアルバムの全体像が見えて来るかもしれません。そして物怖じせず、立ち止まらず、引き続き『オクスルコトナク』進もう。 くそったれな気分をハッピーな気持ちに切り替えられるスイッチとして、この一枚を楽しんでくれたら幸いです。               ガクエムシー

Anemos
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Anemos

Akiko Shibata × REALBOOK

さわやかな風のように、やさしく心をほぐす口笛の音色と珠玉のメロディ。口笛のために作られたオリジナル楽曲、全10曲を収録。

宮内優里
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宮内優里

Dance/Electronica

宮内優里

星野源、高橋幸宏、原田知世、コーネリアスらとのコラボレーション、『リトル・フォレスト』(主演:橋本愛)や『グッド・ストライプス』(主演:菊池亜希子)といった映画での音楽制作など、一人のアーティスト、そして音楽家として活動の幅を広げる宮内優里の約3年ぶりとなるアルバム。

認知症を予防する音楽 -腸を健康にし、脳と身体に良い効果-
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認知症を予防する音楽 -腸を健康にし、脳と身体に良い効果-

神山純一

農学博士・腸内環境・細菌研究の専門家、辨野義己(べんのよしみ)監修推薦!高齢化社会の認知症リスクに音楽の効果!この20年で認知症医療受診者は約30倍、65歳以上の10%前後にまで達しました(日本認知症学会)誰にとっても引き起こすリスクのある「認知症」は高齢者だけでなく、介護する世代にとっても深刻な問題です。認知症予防方として、「腸」が注目されています!腸脳相関、第二の脳と言われるほど腸と脳には密接な関係があることが明らかになっています第二ではなく、「腸は第一の脳」と提言し、自ら健康な腸内環境づくりを実践している、腸内環境・細菌研究の専門家監修のもと、認知症の予防となるよう、自律神経の一つである副交感神経に働き腸内環境整える音楽を、特許習得の癒しの音色で演奏しました。全編、本作のための書下ろしです。

Busk till Dawn
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Busk till Dawn

Kai , Natsuki

未体験の音響空間を作り出す新人 Kai , Natsuki(カイ、ナツキ)。オープン・チューニングやギター弦とベース弦をミックスした変則ギターを巧みに操るギタリストであり、ジェームス・テイラーを彷彿とさせる優美なヴォーカルを聴かせるKai Petite(カイ・ペティート)。時にチェロ、時にオルガンにさえ聴こえる音響を、エフェクティブに強烈に鳴らすハーモニカ・プレイヤーのNatsuki Kurai(倉井夏樹)。この二人からなるユニットは東京、神奈川を中心にライブを展開していて、最初の数本のライブで「すごい2人組がいる!」と昨年来よりミュージシャンたちの間で噂の的となり、2015年の「GREENROOM Fes.」に出演。同フェスに出演したトミー・ゲレロの横浜公演ではオープニング・アクトに抜擢されている。今夏には代々木公園での野外フェス「OCEAN PEOPLES」へ出演。この新人ユニットが江戸屋よりアルバム・デビュー。オリジナル曲と洋楽のカバーを織り交ぜ、ボーカルとインストゥルメンタル曲を織り交ぜ、ハーモニカとギターと歌が織りなす、エモーショナルなニュー・フォーク・ムーブのはじまりの予感。

Music for a Dying Star - ALMA MUSIC BOX x 11 artists
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Music for a Dying Star - ALMA MUSIC BOX x 11 artists

Pop

V.A.

地球から950 光年かなたにある「死にゆく星」から届いた音を、蓮沼執太、mito、高木正勝、クリスチャン・フェネス、スティーヴ・ジャンセンら11 組の気鋭のミュージシャンたちが楽曲化!国立天文台監修による、かつてない宇宙とアーティストのコラボレーションに注目が集まっています!

空想 feat. 5lack
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空想 feat. 5lack

HipHop/R&B

KOYANMUSIC

SD JUNKSTAのKOYANMUSIC a.k.a. KYNによる初のフル・プロデュース・アルバム『prelude』より、説明不要な5lackをフィーチャーした至極の1曲が先行リリース!浮遊感漂う極リラックス・サウンドに地に足の着いたリリック、ワン・アンド・オンリーなフロウは共に超一級品で初のタッグとはとても思えない最高の仕上がりとなっている。二人の奏でる新世界をご堪能あれ。

Here
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Here

Dance/Electronica

Inner Science

エレクトロニック・ミュージック・プロデューサー / トラックメイカー、西村尚美によるプロジェクト、Inner Science。 自身の楽曲制作やライブ・パフォーマンス、DJにはじまり、さまざまなアーティストのリミックス、イベントや インスタレーションのサウンド制作などなど、その活動は多岐にわたるがやはり本名義でのオリジナル・リリースが、 その表現活動の中心と言えるだろう。そんなInner Scienceの、通算7枚目となるアルバム『Here』が、 前作『Self Figment』以来、約1年半ぶりに到着した。

TALES of the AXXE PLAYER
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TALES of the AXXE PLAYER

Kenzi Masubuchi

FRONTIER BACKYARDとしても現在活躍中のSCAFULL KING KENZI MASUBUCHIのソロアルバム。珠玉のメロディーからチルアウトなギターブレイクビーツまで全12曲。

EP
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EP

Dance/Electronica

D.A.N.

ジャパニーズ・ミニマル・メロウをクラブサウンドで追求する、東京出身21歳の同い年3人組、D.A.N.。初の公式音源が遂に解禁! 自身の自主レーベル《Super Shy Without Beer》通称《SSWB》を立ち上げ、デビュー作となるEPを7月8日に発売。細野晴臣, 宇多田ヒカル, OGRE YOU ASSHOLE, The Books, The xx, Portishead, Massive Attack, Mount Kimbie, Warpaint, Taylor McFerrinなど、さまざまなアーティストの音楽に対する姿勢や洗練されたサウンドを吸収しようと邁進している。どこか冷たい質感、チルで、ダウナーな、トリップするミニマルなリズムやフレーズ、その上にキャッチーでメロウな歌がのっていく現時点の『D.A.N.』を表現した本作。広大な大地を歩いたり、深い水中を泳いでるようなキャッチーで遊び心のある『Ghana』。夢の中にいるような、どこか儚く、胸がひりひりするダウナーから、弾けていくような展開を迎える『Now It's Dark』。真冬の曇り空に渡り鳥が飛んでいるような景色や匂い、街に漂う焦燥感を感じる、いわゆる“スルメ”な『Morrison』。D.A.N.の3人にはない新しい角度からアプローチされたリミックスの『Beach (Shinozaki Sohei Remix)』。クラブミュージックをバンドサウンドに消化しアプローチしたディープな全4曲。エンジニアには、トクマルシューゴ、蓮沼執太、森は生きている、赤い公園、ゲスの極み乙女などを手掛ける葛西敏彦を迎え制作。

Bonus!
Moonlit Invocations
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Moonlit Invocations

FJORDNE

東京在住の日本人アーティストFJORDNEの待望の6thアルバムが遂に完成!White Paddy mountainよりリリース!!!シンガポールのkitchen.Labelよりの過去2作目で見せたジャズピアノへの傾倒は、この作品で大いなる過去の歴史と未来への指針となるようなエレクトロニクスの技巧と生演奏の驚異的な邂逅となった。過去3年に渡り制作された本作はMoonlit Invocations(月の光に照らされた祈り)というタイトルが示すように荘厳な世界観に加え、美しさと醜さを含むあらゆる世界への畏怖のようなものさえ感じられる大傑作!90年代、00年代のポストロック、エレクトロニカ、ポストジャズ、シカゴ音響派などの音楽を浴びるように吸収し、独自の音楽世界を切り開いてきたFJORDNE、この作品では古いジャズのレコードからサンプリングされた素材、生演奏で収録されたピアノ、緻密なエレクトロニクスなどが極めて丁寧かつ、重厚に、そして退廃的なまでに美しく構築されている。ガウディの建築のように、どこまでも迷宮的で、一回の試聴体験では、全部を把握する事は不可能であるような、何度も聞きたくなる奥行きをもった作品となった。FJORDNE自身はこの作品を、混乱、退廃の時に生まれる諦めに似た祈り/60年代のジャズの深淵な黒い美しさ/過去から現代を見るような視点/リズム、ハーモニーの不調和から調和に移りゆくバランス/という言葉で説明するように、相反する要素の融合もテーマとなっている。世界史的な混迷の時代を迎えている現代に聞くべき祈りにも似たマスター・ピースの登場!!!

忙しい人のための20分ヨガBGM Vol.2
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忙しい人のための20分ヨガBGM Vol.2

Stephan Kaske, Marco Allevi

毎日続けたいヨガ、でもなかなか時間が取れない・・・そんな忙しい人のタイマー代わりになるコンパクトな20分のヨガ/メディテーションBGM、シリーズ第2弾登場。ヨーロッパの著名なニューエイジ・アーティストの楽曲を中心に、美しいエレクトロ・チルアウト・ミュージックを収録。

忙しい人のための20分ヨガBGM Vol.1
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忙しい人のための20分ヨガBGM Vol.1

Stephan Kaske, Marco Allevi

毎日のヨガ習慣、短い時間で心身ともにリフレッシュしたい・・・忙しい人のためのヨガ/メディテーションにぴったりの、コンパクトでお手軽な20分のBGM集、シリーズ第1弾。ヨーロッパの著名なニューエイジ・アーティストの楽曲を中心に、美しいエレクトロ・チルアウト・ミュージックを収録。

Aero Flynn
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Aero Flynn

AERO FLYNN

これは間違いなく2015 年を代表することになる大名盤! ボン・イヴェールの盟友ジョシュ・スコットが始動した<泣けるフォーキーSSW ×レディオヘッド的エレクトロニクス×ロバート・ワイアットの幽玄美>な新バンドによる、あまりにも、あ ま り に も素晴らしいデビュー・アルバム!!( 涙)

Indigo
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Indigo

V.A.

これまで国内外問わず、様々なアーティスト・DJ達と共演してきたAki Yoshiokaが初のフルアルバムIndigoをリリースする。Techno / Houseをクロスオーバーさせた独自の感性にとどまらず、Chill OutやAmbientのサウンドを取り入れ幅広く仕上がった本作品は全リスナー必聴。またアルバムをリリースするにあたり、都内アンダーグラウンドシーンで活躍をするDaisuke KitajimaやTaku100、そして東京近郊で初夏に開催されている野外レイヴ・パーティwondergroundからはレジデントをつとめるRyo Kiuchiがリミキサーとして参加し、多彩な作品に仕上がっている。

EMAF TOKYO 2014
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EMAF TOKYO 2014

V.A.

10月18日、19日に開催される、都市型音楽の祭典「EMAF TOKYO 2014」。先端のエレクトロニック・ミュージックにフォーカスをあてた本イベントに出演する、重要アーティストの未発表曲を含んだ全26曲を、OTOTOY独占配信コンピレーションとして配信。期間限定リリースなので、お早めにどうぞ。

Nabowa Meets Carlos Nino&Friends
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Nabowa Meets Carlos Nino&Friends

Rock

NABOWA

Nabowa結成10周年記念リリース。Nabowaの代表曲を、ロサンゼルスを代表するプロデューサー&DJでもあるCarlos Nino(カルロス・ニーニョ)が大胆に再構築。京都発ロサンゼルス経由で届けられたNabowa10年間の軌跡と新たな魅力も詰め込んだスペシャルな作品。1stアルバム『flow』、2ndアルバム『Nabowa』、3rdアルバム『Sen』、そして、その他ミニアルバムなどのリリースより代表曲を厳選。

STRANGERS (Soundtracks for Digi+Kishin Vol. 2)
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STRANGERS (Soundtracks for Digi+Kishin Vol. 2)

TOSHIYUKI YASUDA

篠山紀信写真映像作品へ提供した、キッチュでビザールなリズム曲中心のサウンドトラックアルバム。グラビアアイドルが、高名な写真家が、しがない音楽家が、そしてあなたが持つ、「普通」な「可笑しさ」。このアルバムは、篠山紀信氏のDigi+Kishin名義での写真映像作品へ2006年頃から提供した音楽作品から、2009年2月に発売した「GIRLS (Soundtracks for Digi+Kishin Vol. 1)」とは異なる方向の"Weird"なリズム曲を中心に再編した作品集である。Digi+Kishin作品には、大きく分けて2方向あると認識している。何れも女性の内面を晒させるパワーに満ちていることに変わりはないが、ひとつは親密な室内で幽冥な表情を捉えた、直接的に彼女らの二面性を表現した作品群。もうひとつは快晴の屋外で満面の笑顔で飛び跳ねる女性全体の躍動を捉えた作品群である。間接的な表現という意味で、実は後者の方が彼女らの逆しまな心理が強烈に表されている気がする。燦々と照る太陽の下で裸体と共に振りまかれた笑顔を少し心痛みながら見る僕の視点は、ムルソー(カミュ「異邦人」)のようでもある。その観点は、彼女らの奇妙さを少数派にし安全な場所から貶むようなものでは全くない。むしろそれらをごくOrdinaryでIndividualなもの(誰もが持つもの)として、僕の持つ同義の可笑しさで応える。当然それら全体は篠山氏の純然な「をかし」さによって統率されたもので、個々が持つユニークさに訴える受容力を持つ。「変なことはおかしいことじゃないよ」と呟きながら人知れず炎天下の中そっと溶け出すモンスターの、計り知れぬ微笑を伴って。(2010年3月 安田寿之)

GIRLS (Soundtracks for Digi+Kishin Vol. 1)
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GIRLS (Soundtracks for Digi+Kishin Vol. 1)

TOSHIYUKI YASUDA

篠山紀信写真映像作品へ提供した、ピアノ中心のロマンティック電子音楽サントラ。笑いながら泣き、近くを見ながら遠くを眺め、うなずきながら否む、あべこべな女性とは。ブラジル音楽を歌うロボット「ROBO*BRAZILEIRA」シリーズや、サラウンドに対峙したモノラルコンピレーション「-MONOPHONIC-ENSEMBLE-」など、僕の作風はどちらかと言うと禁欲的---セクシーなものではなかったと思う。その僕がどうして2006年頃から篠山紀信氏の手掛ける映像/写真作品に音楽提供してきたかというと、アートディレクターの宮坂淳氏のご紹介がきっかけである。宮坂氏は僕の作品に潜む客観性のようなものにポテンシャルを感じて下さっていたのでは、と思う。制作開始した際、篠山氏に「映像に遠慮したり寄り添ったりする必要はない」「違うベクトルのものを合わせて、結果として完成度を上げよう」というような指示をいただいたように記憶している。真の巨匠だと再認識したものである。また、どの作品も篠山氏作品でしかなく、しかもそれぞれの女性の個性が発揮されている、という相反する特性が同居している作品群に驚嘆の連続であった。女性の外面を見ながら考えたのは、他でもない女性の内面である。微笑みながら寂しさを感じ、肯定しながら否定し、近くを見ながら遠くを見る。そんな逆しまな女性の内面が音になれば、と想像を掻き立てた作曲集がピアノ曲を中心にしたこのアルバムである。(違う方向性の、キッチュでビザールなリズム曲集もアルバム「STRANGERS」として監修予定。)アルバムとしてまとめるにあたり、時代感をなくすため一度カセットテープレコーダーに録音するプロセスを経た。これは音質的なことというよりはもっと大きな意味で、50年前に作曲されたスタンダードをカバーするのと同じ意味でのタイムレス感が狙いで、僕なりのユーモアである。

COWBOYS
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COWBOYS

YASUSHI IDE PRESENTS LONESOME ECHO STRINGS

世界的なヒットを記録した、「LONESOME ECHO STRINGS/PURPLE NOON」の16年振り、待望の続編。1998年にリリースされた同名義によるアルバム「PURPLE NOON」及び「AFRO BLUE」「BLACK VELVET」の2枚のリミックス・アルバムは国内はもちろん、海外でもWEA FRANCE/YELLOW PRODUCTIONを通してワールド・リリース。30作品以上のコンピレーションに収録され話題になった。なかでもMASTERS AT WORKによるリミックスは世界的なヒットを記録。全編生演奏のストリングスをフィーチャーしたトラック、またフィーチャー・リング・アーティストも話題になった。16年ぶりにリリースされるニュー・アルバムでは前作と同様にストリングスをフィーチャー。過去の井出靖の作品のオマージュも含め過去と現在、そして未来を提示する井出靖ならではのROAD MOVIEを換気するイマジネーション溢れる内容に仕上がっている。またアルバム・ジャケットには最近ではJACK JOHNSONのシングル・ジャケットも手掛けた、稀代のストリート・アーティスト、ジェフ・マクフェトリッジの書き下ろしを起用。

Blank Project
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Blank Project

NENEH CHERRY

フォー・テットのプロデュースによるネナ・チェリー久々の新作!元リップ・リグ・アンド・パニック〜ニューエイジ・ステッパーズ、90 年代なかばにかけてソロとしてブレイク後ゴリラズやピーター・ガブリエル作品にも参加するなど多彩な活動で世界中にその歌声を轟かせた歌姫ネナ・チェリー。大きな話題を呼んだフリージャズ・トリオ<ザ・シング>とのコラボ『チェリー・シング』を経て届けられた、満を持しての単独名義でのフル・アルバムは、フォー・テットがプロデュースを担当、パンク、ファンク、ジャズとベース・ミュージックをいとも容易く往来しながら、オルタナティヴで、全くオリジナルかつスリリングなポップ・マジックを編み出すことに成功!

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